『根を忘れてはいけない…』
根を忘れてはいけない…
葉をつけるのも
花が咲くのも
実がなるのも
根があるから…
根はどうして育つか
それは空気、ひかり、つち、が在るから
つち、は何故肥えるか
ひかりは何故さすのか
空気は何故あるのか
どれひとつなくても根は育たないんだよ。
空気に意識を向けたことがあるか
ひかりに意識を向けたことがあるか
つち、に意識を向けたことがあるか
自分の気持ちに意識を向けるほどにそれらに意識を向けたことがあるか。
人は自分の気持ちには執拗なくらい敏感で
そこに力を注ぐあまりに他には意識を向ける余地は残ってなどいない。
我を中心に物事を見聞きする。
それでは大きな世界は見えない。
そこが見えなければ文字などだだの文字にすぎず
言葉などだだの音でしかない。
世界とはもっと広い
空間とはもっと果てしない。
そうゆうものだよ
あなたがたが住んでいる場所は……
