私の右の手のひらに私という者が乗っている。
手のひらの上の私は右の手のひらに小さなもう一人の私を乗せている。
その小さなもう一人の私の手のひらの上にもっと小さなもう一人の私を乗せている。
もっと小さなもう一人の私の手のひらの上にはもっともっと小さなもう一人の私が乗っている。
それはどこまで続くのだろうか………。
そう考えている私の足下を見るととても大きな手のひらだった。
ここにいる私もやはりもっと大きな私という私の右の手のひらの上に立っているのだろう。
一体それはどれだけ続くのだろうか……。
おそらく、もっとも大きな私はもっとも小さな私の手のひらの上に乗っているのだと思うのである。
どこが始まりとも言えず
どこが終わりとも言えぬ
循環というとてつもなく広大な世界に住んでいるのだと思うのである。
そんな中では大きい小さいの枠もなく善悪の隔たりもない。
ただ白い世界が広がっているのかもしれない。
それでも生きてゆくには大小、善悪、様々なものが必要とされる
それさえも最小限度のものがあれば事足りるのかもしれない。
必要な分だけ…
