五時間半 | 【 楓 】

【 楓 】

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友達からの電話。


話したいことがあるから迎えに来てくれと言う。

酒を飲んじゃったから迎えに来いと言う

迎えに行き自宅に連れてきて酒を差し出した。

彼女は、いつも悪いねぇー!と言いながら酒を飲みながら話し出す。


「ねぇ…〇〇ちゃんは悩み事とかないの!」


「無いねぇ。まったく一つも無いねぇ…。」


「なんで無いの!一つくらいあるでしょ!」

「無いねぇ…。私は幸せだから無いの!」

「ソーダよね。〇〇ちゃん幸せだもんね!」

と言いながら酒を飲む彼女。

そして自分のことを語り出す。

アレやコレ、ソレとドレ……。


合間に「分かる?分かる?」と私に聞いてくる。

私はうなずきながらただひたすら聞いている。

「ホントに分かる?」と聞いてきたので、端的に言わんとすることをまとめた。


彼女は目を丸くして私を見つめてた。


要するに、彼女がむかえにきてもらってまで話したかったこと

五時間半を費やして語られた内容を私は五分でまとめ上げた。

その内容についての私なりの答えも出たが彼女には言わない。


そう、私は当事者ではなく第三者だからだ。


それでも適当に考えたものではない。

第三者だからこそ冷静に分析もできる。


彼女の様子を見て思ったこと。


人はかなりの遠回りをして居るんだなってこと。

まぁ、それが楽しくもあるのだけど

それによって苦しみへと突入したりもする

それも人生の彩りなんだろうけど


見ていて思ったこと

最善の答えがそこにあるのに見えない振りをしているなぁー!


そこは見たくないんだなぁー。


だから私はソレを言わない。

答えに背を向けて物事を話してる。

振り向けば違う自分が居るのに。

それはそれで小難しい問題も出てくるのだろうな。


人って面白いと思うのである。


私を含めてね!


ドキドキ