怒り | 【 楓 】

【 楓 】

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旦那が怒ってる。


私なりに一生懸命やってるのに罵声を浴びせる。


役立たずだと言う。


怒りのあまり私を理解しようともしない。


私は私で、今できる最上級をしてるのに怒鳴り散らす旦那にブチギレタ。


両手に持っていたコップと皿を割れんばかりにテーブルにドンッ!と叩きつけようとした瞬間!


『この怒りはこの人には押さえられない…』と思った。


今私が抱いている激しい怒りは、旦那が今、抱いている怒りと同じもの…


これほどの怒りを旦那に押さえることはできない。


私自身、恐ろしくなるほどの激しい怒りだと思ったから。


そんな中にいる旦那を可哀相だと思えるようなった。

私の怒りは無くなってしまった。


そして、旦那にしてもらっている事が次から次へと思い浮かぶ。


そしてまた、怒りにまみれて生きていた昔の自分も思い出した。


昔から今にかけての事柄に深くうなずく自分が居た。


これでいいんだ…。


すべてこれでいいんだ…。

そう思うのである。



シラー