私 | 【 楓 】

【 楓 】

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私は常に自分と向き合っているのです。

それは、その時間を与えられていることでもあるのだと知っています。

私にはお金を稼ぎ出す力はありません。

でも、空気を作り出す力はあります。

居心地の良い空気。

それは、人にとって一番大切なことだって事も知っています。

その空気があるからこそ人は働けるのだから。

それを知ってある人が私のことを太陽だと言ったのでしょう。

「あなたは太陽なんですね!家族の中の太陽。家族一人一人を優しく照らしている。あなたが居るから旦那さんが居るのですね。あなたは旦那さんが居るから自分が居ると言うけれど、あなたが居るから旦那さんが居るんですよ。今日初めて旦那さんにお会いしてそう思いました。」

その人はそう私に言いました。

でもそれは表面的に見える形であって一つの見え方にすぎないことは私も知っている。


私は、お金は稼ぎ出せないけれど、その大元を作っているのだと自負している。

たとえ役立たずでも、ウドの大木でも何かの役に立っている。

昨日旦那が言っていた「おまえみたいなのをなんて言うか知ってるか?ウドの大木って言うんだよ!要らないから通帳置いて実家に帰れ!」


そう言われてもひるみはしない。傷つきもしない。

そのウドの大木こそが一番大切なんだって事を旦那が一番良く分かってるのを私も旦那も知っているから。

何もしていないように見えても何かして居るものだよ。

だから私は、私があるべき姿を私の中から見つけ出そうと自分と向き合っているのです。


大谷石を削りだして居るときと同じ様に、自分の中から自分を見つけ出すのです。

だから、あなたの中からあなたを見つけ出すのです。

そうすることが私の今すべき事。



役に立たないと放り投げれば、それは役立たずのままで終わる。

役に立てようと思う気持ちがあれば、それは意味を持ち価値を得るのです。


私は私の中に価値を見いだせた。だから何事にもせよ屈せずにこうして生きていられる。

こんなちっぽけな私でも胸を張って生きていられるのです。


だから、そこにうずくまっている人の背を優しくなでたいと思うのです。



シラー