私が何人も用意されている。
勝ち気な私と弱気な私
冴えてる私と冴えない私
器用な私と何もできない私
社交的な私とそうでない私
女らしい私と男みたいな私
それらがズラッと並んでる。
そして今も今の状況を見ながら新しい私を制作していた。
まるでマネキンにその場の状況に合わせて着せかえしているかのようだった。
私がそれを望みその道を行くのであれば、子の服を着なさい!みたいな感じに私という着ぐるみを着るのである。
人は常に着替えているのである。
同じようにしか見えないが中身はいつも同じとは言えないのである。
私自身も、今はこの私か……と思うのである。
アナタに対しても、今はそのアナタなんだなと思うのである。
今はこの私が必要なんだと思い
今はそのアナタが必要なんだと思うのである。
そんなアナタと私で何かを見つけ何かを変えてゆくのである。
互いに必要なものを見つけ作り出してゆくのである。
互いのために互いがあるのである。
今そのかたちが必要なのである。
