カリフォルニアからこんにちは、ケイトです!

早速なのですが、皆さん「帰国子女」のイメージはどんなものでしょうか?

・日本に馴染めない
・日本語カタコト/英語混じりの日本語
・高校・大学受験で楽をしている

こんなようなイメージをお持ちでないでしょうか。。?

もちろん、正直言って上記に該当するような方もたくさんいるでしょう。

だがしかーし!
それはあなたの「イメージ」に過ぎないと思いませんか?

そこで今回「帰国子女」の実態を赤裸々告白していきたいと思います。

⚠️今回はアメリカの高校を卒業した帰国子女について書いていきます。よって、カナダやオーストラリア、その他のアジア圏やヨーロッパとの帰国子女とは異なる点がございます。


今や帰国子女を受け入れ、帰国子女枠という特別枠を設けている大学は数多く存在します。ですが、実は日本でいうGマーチや東京都の○智大学、慶○義塾大学、国際○督教大学(早○田大学を除く)などのトップレベルの私立大学に入学するにはあるものが必要なんです。

そうです、SATです。

今は数々のテレビにも取り上げられており、名前は聞いたことあるという方もいらっしゃるかもしれません。

そもそもSATというのはアメリカの大学を受ける際に必要な統一試験で、この人は大学に入る準備ができているのかを見るためのテストです。

数学と英語に分かれており、数学と英語それぞれ2セクションずつ分かれています。それに加え、エッセイをオプションで受けることができ、日本のほとんどの大学はこのエッセイを必須としています。しかしながらほとんどの大学がエッセイの点数を見ていないのでそこまで力を入れなくても良いでしょう。現在は1600点満点で慶○義塾大学は1350〜1400点以上必要と言われております。

実際慶○義塾大学に合格した私の友達も1350点以上取っていました。この学校に限らず、他の国立大学などはもっと高い点数を取っていると安心でしょう。

さらに慶○義塾大学ではSAT Subject Testというテストの提出も必須としており、学部によって異なりますが、物理、化学、数学などがあります。

慶應義塾大学では1350〜1400点以上が好ましいと書かせていただきましたが、○智大学や国際○督教大学などはどうなのでしょうか。実はこれらの学校は謎が多く、SATやTOEFLの点数がいくら高くても合格するとは限らないのです。小論文を重視しているのかもしれないし、あまり点数が高すぎると他の大学に合格して、そちらに入学するのでは、と大学も見越しているのかもしれません。

先程ちらっとTOEFLも必要だと書きましたが、何点必要だとは一概に言えず、高ければ高いほど良いでしょう。早○田大学ではSATの点数ではなく、小論文とTOEFLの点数のみを見ているので、SATで満足いく点数が取れなくても、望みがあることをお忘れなく!

このようにアメリカの高校を卒業して日本の大学を受験するには、2年しか住んでいなくても、10年住んでいても、SATとTOEFLの高得点が必要なのです。

2年しか住んでないのに10年も住んでる人と同じ点数を求めているなんで不公平だ!と思っている方もいるかもしれません。実際私もそう考えていたうちの一人です。

でも考えてみてください。帰国子女入試では小論文が付き物なんです。10年アメリカに住んで現地校に通っている日本人が2年しかアメリカで生活していない日本人と同じレベルの小論文を大学側は求めているのです。もちろん英語での小論文を求める大学もありますが、日本語での小論文がほとんどです。

さらに統一試験と小論文の他に大学側が見ているものがあります。課外活動です。学校内でのスポーツやクラブ活動はもちろん、学校外でのボランティア活動などをしているとポイントアップです。

実際私も含めて周りの帰国子女の子達はスポーツはもちろん、病院でのボランティア活動やクラブの部長など出来る限りの活動に参加しています。

どうでしょうか。帰国子女のイメージ少し変わったでしょうか。。?日本の有名大学に合格している帰国子女は少なからず上の3つの項目をクリアしているでしょう。そもそもそれらをクリアしていなければ、日本の大学についていくのは不可能でしょう。

大学の方針にもよりますが、グローバル化を求めている大学は英語はもちろん日本語がきちんと使える帰国子女を求めているのが事実です。

日本の中高を卒業して大学受験をする子に比べたら確かに楽をしていると思う方もこの記事を読んだ後もいるかもしれません。

ですが、年数構わず日本語と英語の完璧さを求められている帰国子女にとってそれはもちろんプレッシャーでもあり、日々そのために塾に通ったり帰国してから受験まで予備校に通ったりと見えないところで努力しているのも事実です。


要するに私が言いたいのは帰国子女受験はそんなに楽じゃないのだ!と言うことです。日本での受験生も帰国子女での受験生もみんな苦労しているし、受験に向けて頑張っています!


ちなみに今回は一般的な帰国子女受験について書かせていただきましたが、IBや医学部受験は異なる点が沢山あります。特に医学部は統一試験や小論文はもちろん、日本語での理科(化学、生物、物理)と数学(数1〜数3)をきちんと理解していることが前提です(一部の学校を除く)。アメリカの高校での勉強はもちろん日本の勉強もせねばならないので負担が二倍なのです。



少しでもこの記事を読んで帰国子女のイメージが変わったという方がいたら嬉しいです!

質問などあればコメントください!出来るだけ答えます:))

それではみなさん、have a nice day!!