時は満ちた
出発しよう スピリットを満たす旅へ
あの月を見よ まさに今 われわれと出発せんとす
その身に起きる危険の数々 汝の頭をただ過ぎ行くのみ
いでよ 漕げよ 名を借りし者たちよ
この身尽きるまで
また次の旅に出かけるまで
そなたを こう呼ぶのだな 青き目を持つ者よ
汝が過ごしてきた とうとうと流れる悠久の時
しばし耳を傾け 思いを馳せよう
私は誰で あなたは誰だ そんなことはどうでもいい
誰がなんだとか そんなことは海のもくずへ 消えてしまえ
この揺らぎを しばし味わおうではないか
今夜はずっとこうしていよう 互いの背をもたれかけ合って
寄り添い 抱き合いながら眠ろう
愛は無限 愛はとこしえ
またしても文楽の感想が後になった。
文楽、初めて観賞した。イメージ的には人形劇三国志みたいなのだろうか?と思っていたが・・・さにあらず、さにあらず。
三国志は動きがカクカクしていて、いかにも人形ぽいな!(見るからにそうだが、手についている棒とか)と子ども心に若干笑いとともに見ていた。しかしあのカクカクも含めて大好きだった。他には「ひげよさらば」なども。こちらは「なぜ、ひげ?」と今でも不思議に思う。これについては後日検証しよう。
話が、それた。
文楽の人形の動きは、カクカクとは違う。
女の子の場合、手の動きが本当にしなやか。かわいらしい、清楚で、いじらしい。そういった女性ならではの雰囲気が、動き全体から香りのように立ちこめる。
おじさんは初老のにおい、暴れん坊は暴れん坊らしく大胆で力強い・・・。「らしさ」が本当によく表現されている。
そして一体につき、人形遣いと黒子2人という3人がかり。人形遣いは何もかぶらず紋付袴姿。普通に考えると、人形を動かしている人が見えるわけで、そんなの滑稽じゃないか?と見る前は思った。しかし表現力のすばらしさに、人間の存在が気になる事なく観賞できてしまう。これは本当にすごいと思う。
太夫というストーリーテラーと三味線を聴きながら、繰り広げられる人形劇にひたすら見入る、見入る、見入る。
実は、一度だけ、ハッと我に返ってしまった瞬間があった。
そう広くない舞台上で、家の中を想定したスペースに主要登場人物7人が一堂に会した。「義経千本桜 すしやの段」クライマックスのシーンだ。ああ、あいつはいつ死ぬのか・・・ああ~と良いところなのに・・・家の中がギュウギュウであることに気付いてしまった。人形7×関係者3。7×3=21。
一気に集中力がはじけた瞬間であった。なんでこんな時にこんなことに気付いてしまうのかと、やや悲しくも、ちょっと笑えてしまった。カクカクしていないのに笑えた。
人形劇って本当に良いですね!
文楽、初めて観賞した。イメージ的には人形劇三国志みたいなのだろうか?と思っていたが・・・さにあらず、さにあらず。
三国志は動きがカクカクしていて、いかにも人形ぽいな!(見るからにそうだが、手についている棒とか)と子ども心に若干笑いとともに見ていた。しかしあのカクカクも含めて大好きだった。他には「ひげよさらば」なども。こちらは「なぜ、ひげ?」と今でも不思議に思う。これについては後日検証しよう。
話が、それた。
文楽の人形の動きは、カクカクとは違う。
女の子の場合、手の動きが本当にしなやか。かわいらしい、清楚で、いじらしい。そういった女性ならではの雰囲気が、動き全体から香りのように立ちこめる。
おじさんは初老のにおい、暴れん坊は暴れん坊らしく大胆で力強い・・・。「らしさ」が本当によく表現されている。
そして一体につき、人形遣いと黒子2人という3人がかり。人形遣いは何もかぶらず紋付袴姿。普通に考えると、人形を動かしている人が見えるわけで、そんなの滑稽じゃないか?と見る前は思った。しかし表現力のすばらしさに、人間の存在が気になる事なく観賞できてしまう。これは本当にすごいと思う。
太夫というストーリーテラーと三味線を聴きながら、繰り広げられる人形劇にひたすら見入る、見入る、見入る。
実は、一度だけ、ハッと我に返ってしまった瞬間があった。
そう広くない舞台上で、家の中を想定したスペースに主要登場人物7人が一堂に会した。「義経千本桜 すしやの段」クライマックスのシーンだ。ああ、あいつはいつ死ぬのか・・・ああ~と良いところなのに・・・家の中がギュウギュウであることに気付いてしまった。人形7×関係者3。7×3=21。
一気に集中力がはじけた瞬間であった。なんでこんな時にこんなことに気付いてしまうのかと、やや悲しくも、ちょっと笑えてしまった。カクカクしていないのに笑えた。
人形劇って本当に良いですね!
高校の卒業式に、ホワイトジーンズ、ライダースの黒革ジャンで出席した先輩がいた。
「親は良い顔しなかったけど」と苦笑いしていた顔が忘れられない。礼装が求められる場所で、自分のこだわりを貫いたロック魂はかっこよかった。
今日はデニムの着物を着て文楽観賞に。
10月に入ったら袷を着なくてはならないが、昨日30度まで上がった尾張名古屋。やはり汗対策は必須です。
無地の紬に見立てたデニム着物+染めの帯で、きちんと感・季節感もOK。

実はこちらを購入したキモノモダンさんに、文楽に行く際の着物を相談したところ、万能選手デニム君ではいかがですかとの返答。このお店は伝統芸能関係者の方が数人おり、着物の基本を知っている方々なので信頼できる。しかもキッチリ100%ではなく「上手な崩し方」を教えてくださる。
ああ、これが私の知りたかった着物の世界でした。
デニム着物をまとった時、ふと、あのロックな先輩のことを思い出した。
彼は元気であろうか。地球のどこかで、今もロックンロールしていてほしい。
