十数年…
70歳のご夫妻の話
(お金には関係無い話かも…)
こちらのご主人と奥様の夫婦関係は
私の理想中の理想
その奥様が
この1年で痴呆になりつつある気配
元々
そそっかしく忘れん坊さんなので
家族も気付かず
進行させてしまった様子
私は
ライフプランをコンサルする際
キーワードとしている事の
1つに
男女の差異
がある
男脳と女脳は
確実に違いがある
女性は感情やプロセスから考える
方や
男性は結論を先走る
(私は90%男脳💦)
そこを踏まえて
会話をしないと確実に
話は噛み合わない
こちらのご夫妻も
奥様の痴呆によって
会話のズレが
どうしても回避出来ずにいる
反面
お互いを深く思い合うが故に
ストレスで空気が
ガスってる
家族だからこそか
同じ事
さっきも言っただろう
とか
今
ここに置いただろう
とかとか
そんな苛立ちをご主人は言う
私は
そんな会話を
客観視出来る立場なので
ぁあ~
病気なんだから
仕方ないのに
と見ているが
実際
夫婦となると
イライラはハンパないだろう
つまり
愛があると
期待や依存が先に来るので
仕方ないのか
妻の行動が
仕方ないと思えないのだろう
愛しているが故に
妻の行動を病気と
受け入れられないのだろう
と言うより
受け入れたくない
のだ
先日
ガンの手術を受けたお客様から
保険金請求の電話を受けた際
ご主人は
日頃から前向きで精神力も
とても強い方なのに
告知・手術・今後の治療の方向性を
受け入れきれない様子だった
当然だろう
男性は
普段から強く生きているだけに
愛する妻に巻き起こった
病気を
受け入れ難いのだろう
仕事柄
色々なご夫妻とお会いする
立場上
中立的な存在と思って下さるのか
奥様もご主人様も
互いの不満(と言う名の愛情)
を私に話してくる
そんな時は決まって
ノロケ話なのだ
その優しい気持ちを
本人に伝えると良いのになぁ~
と感じる
随分前の事だが
家族からも
頑固と言われ太鼓判を押される方がいた
ガンで余命幾ばくもない頃だった
奥様が買い物に出た合間に
息子さんや奥様への
感謝の気持ちを私に話し始めた
その後
数週間で亡くなった
葬儀も終え
平常の生活に戻った頃
お花を届けに行った際
その時の話をしたら
奥様は泣いていた
私には
そんな事言った事無いのにね
と…
男女は絶対的に
表現と求める所が違う
言霊という言葉がある
どんなに仲良しさんでも
伝えなくては
分からないものだ
時には
愛を伝え合おうではないか
病気になってしまった
と
慌てる前に
パチリ
愛してるが照れ臭いなら
キレイな景色をキレイだったと
写メを見せてあげても
良いのでは