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ぺこのブログ

南大阪在住のアラフォーママです。
気持ちの整理のためにブログ始めました。

一度目の流産を通して、回りにとって自分は労るべき相手ではないこと、辛い思いをしても受け止めてもらえるわけではないことを突きつけられた。

悲しい、という感情の後にやってきたのは「この人たちが辛い目にあっても、私は何もしてあげたくない。むしろ不幸になればいいのに」という怒りや恨みだった。

我ながら性格悪いなと思うけど、弱っている時にされた対応は一生引きずるものだと身を持って知った。


あともうひとつ、私には譲れないことが出来た。

失った赤ちゃんを取り戻したい。

そうすればきっと、幸せになれる。

今考えるとだいぶ病んでたなと思うけど、本気でそう思っていた。

思いが通じたのか、2020年の夏の終わり頃、再び妊娠することが出来た。

胎嚢、心拍も確認出来、大きなトラブルもなく10週を過ぎた。

きっと今回は大丈夫!

12週の壁さえクリア出来れば元気に生まれてきてくれるはず。

暗雲が立ち込めたのは11週に入った頃だった。

腹痛と少量の出血。

嫌な予感がした。

次の健診まで少しあるけど、診てもらおう。

一度目の流産をした時とは違う、隣の市のクリニックに向かった。

ここの先生は比較的若い男の先生で、気さくな話しやすい方だった。

いつも通り、和やかに迎え入れられ、あの検診台に乗った。

カーテンの向こうで何か話し声が聞こえる。

直感的に「ああ、またあかんかったか」と思った。

先生が神妙な声で、「今の状況をお話ししますので、少し待合室でお待ちください」と言った。

内診室から出て話を聞くまでの間、生きた心地がしなかった。

ようやく呼ばれて診察室に入ると、先生が神妙な顔をしている。

「○○さん、残念ですが赤ちゃんの心拍が確認出来ませんでした。」

またか。

涙を止めることが出来ず、いい年して人目を憚らずに大泣きしてしまった。

先生は少し涙ぐみながら、「医学的には6人に1人、同じような経験をする人がいます。申し訳ないけど、僕ら医者にもどうしてあげることも出来ない。でも辛い気持ちを無理に押さえることはないです。泣きたいだけ泣いて、また前を向ける日を待つのもいいと思う」

ティッシュを手渡してくれた。

あ、でも次に待ってる患者さんおるよな。

いつもながら変なところで冷静な私。

看護師さんがやってきて、別の部屋に通してくれた。

「気持ちが落ち着くまでここにいていいですよ」と言って。


看護師さんと少し話して、今後どうしたらいいか聞いてみた。

12週近いので、出来れば自然に出てくるのを待つより手術がいいと思う。

12週を過ぎたら死産として届け出が必要だが、私はギリギリそこには引っ掛かっていない。

手術は早い方がいいけど、すぐに決められなければ一週間くらいならおそらく考える時間をもらえること。

(赤ちゃんが週数より小さいので、急がなくてもいいそう)

二回連続で心拍確認後の流産をしているので、心配なら不育症の検査をしてみてもいい、ただ一度は出産出来ているので、あまり心配ないと思う。

フワフワした頭で、必死に看護師さんに言われたことを聞いていた。

流産の確定診断(?)が必要なことと、今後どうするかはまた先生と決めるように言われ、その日はクリニックを後にした。

3日後、再びクリニックで診てもらった。

やっぱり心臓は動いてなかった。

先生は冷静に、私に理解しやすい受け入れやすい言葉で今の状況と今後について説明してくれた。

ショックではあったけど、先生の対応は本当にありがたかった。

初めて、自分の悲しみを受け入れてくれる人に出会えたと感じた。

仕事や息子のことを考えると、辛いかもしれないけど早めに手術した方がいい。

でもあなたの気持ちが一番大事だから、一週間考えてみて。

何かあったらいつ来てもいいから。


これが先生と話した最後の会話だった。