2020年12月も後半に差し掛かった頃。
旦那から、「忘年会をしよう」と提案があった。
正直あまり年末年始を祝う気分じゃなかったけど、以前から気になっていたお店があったので、そこへ行くことに。
駅前に出来たばかりのフレンチのお店。
子供も連れていけそうなので、家族3人で行くことにした。
華やかで明るい店内と美味しい食事。
久々に食べ物が美味しいと感じた。
旦那に対するモヤモヤはあったけど、久しぶりに少し楽しいと思えたのも確かだった。
「今年は色々あって大変やったけど、来年はいいことあるかもしれない。今は美味しい物食べて楽しんでや」
そうそう、この人はこういうところあるよな。
相手の気持ちに鈍感で自分本位だけど、全く理解がないわけじゃない。
思わぬところで優しさを出してくる。
少しだけ、旦那を見直した瞬間だった。
年が明けて2021年がやってきた。
その頃私は検索魔になっていた。
流産した後、いつから次の妊娠を考えられるのか問題。
流産した後は子宮内が綺麗になっていて妊娠しやすいという人もいれば、まずは流産しやすい体質(?)を改善すべきという人もいる。
そもそも流産直後に次の妊娠は考えられない、という人も多いだろう。
でも私はその当時で30代半ばだった。
年齢的にも立ち止まることは出来ないし、何より奪われた子を取り戻したいという気持ちが強かった。
今思えば、取り戻すってなんやねんって感じだけど。
大事な子を二回も奪われた。
目に見えない悪いヤツに。
絶対許さない。
いつか絶対取り戻す!
若干攻撃的で狂気じみているようにも感じるが、こうして自分を奮い立たせていたのかなと今は思う。
当時は、怒りが私の原動力だった。
そして2021年2月。
天に祈りが通じたのか、再び妊娠することが出来た。
嬉しい、また私のところに赤ちゃんが来てくれた。
しかも思っていたよりもだいぶ早く。
まだまだエコーに写る姿は小さいけど、可愛くて仕方なかった。
この子は何があっても絶対元気に産む。絶対に。
そう固く決意した。
波乱の妊婦生活の幕開けだった。
無事、生きた赤ちゃんと会えるのかという不安を常に抱えていた。
年長に進級を控えた息子の発達のことで現実を突きつけられ、迷い落ち込んだ。
コロナ禍の閉塞感もあった。
無事妊娠出来ても、どこか不安定なまま必死に日々を過ごしていた。