一人でタクシーに乗り込み、産院に着いて2時間足らずで娘は無事生まれた。
難産で丸1日掛かった息子の時と比べて、ビックリするくらい安産だった。
陣痛の合間に、助産師さんと談笑する余裕もあった。
あと30分くらいで生まれますよ~と言われた時は度肝を抜かれた。
えっ!もう出てくるの?!って。
元気いっぱいに、最短スピードで娘は生まれてきた。
神様も仏様も信じていない私だけど、ただただありがたい、とひたすら感謝するばかりだった。
二回の流産を経て、もう自分に赤ちゃんを生むのは難しいのかもしれないと思ったこともある。
妊娠中も、また流産したらどうしよう、と不安が絶えなかった。
娘の元気な産声を聞いた時、そういった不安やモヤモヤ、心配が全て洗い流されていくような感覚だった。
あの日から4年。
娘は今月4歳になった。
ちょっとワガママになところもあるけど、元気にすくすく育ってくれている。
保育園で仲良しのお友達も出来、毎日楽しそうに過ごしている。
おしゃれやプリンセスが大好きで、息子とはまた違う可愛さや面白さがある。
雨上がりの空に掛かる虹のような存在。
レインボーベビーという言葉を知ったのは実はつい最近だけど、娘にピッタリだと思った。
2回流産した後に娘を出産して思ったことは、
妊娠しても生まれてくるのは決して当たり前ではないこと。
妊娠するのも奇跡。
妊娠してから、お腹で育ってくれるのも奇跡。
十月十日、お腹の中で過ごしてくれるのも、元気にこの世に出てきてくれるのも奇跡。
複雑でたくさんあるプロセスのうち一つでも欠けてしまったら、お腹に来てくれた命とは出会えないかもしれない。
自分の元にいる二人の子はもちろん、生きて生まれて来れなかった二人にも感謝している。
私の元に来てくれた四人は、それぞれに違う学びをくれたと思っている。
今そばにいる二人を育てるのが、自分に与えられた役割。
困難も多いけど、生きている子を育てられるありがたさを知ったのは、二人の子を失った経験があるからこそ。
もう二度と経験したくない、辛い記憶ではあるけど。
四人の子供たちには、心底感謝している。