ドン底だった二度目の流産2 | ぺこのブログ

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南大阪在住のアラフォーママです。
気持ちの整理のためにブログ始めました。

流産が確定し、今後について考える猶予をもらった。

不思議と仕事中や旦那がいる時間は普通に過ごせていた。

半ばやけくそだったのかもしれない。

弱みも見せられないし泣き言も言えない。

これ以上心ない対応されて傷つくのが嫌だった。

実際息子の世話や仕事は待ったなしなので、いつも通り動くしかなかった。

でも息子と二人で家にいる時間は、油断すると泣けてきて大変だった。

「ママが泣くと僕も心配で辛い。だから泣かんといてよ。ちゃんと歯磨きもするしご飯も残さへんから」

不安そうな顔で私を見る息子。

意外にも、私に一番寄り添ってくれていたのは当時年中さんの息子だった。

ASDの傾向があり、相手の気持ちや立場を考えるのが苦手なはずの息子。

それなのに、幼いなりに何かを察して私を心配してくれた。

申し訳ないと思う一方的で、この子にも相手を想う心があるんだと安心した。


いよいよ猶予期間も折り返しとなったその日の晩、不思議な夢を見た。

以前書いた不思議な電車と駅、山の頂上から見た絶景、そして可愛いお地蔵さんの夢だった。

普段占いとかスピリチュアルなことは信じていないけど、今もハッキリ覚えているくらい強烈な夢だった。

なぜかは分からないけど、この夢がきっかけで手術を受ける決意が出来た。

手術は怖いしお別れは悲しいことだけど、自分のところに来てくれたこの子をちゃんと見送ろう。今みたいな宙ぶらりんな状況は、いつまでも続けられない。仕事や息子のお世話などやらないといけないこともたくさんある。前に進もう。

寝起きでぼんやりしていたが、冷静に今後について考えられるようになっていた。


翌日、クリニックに電話し、手術してほしいと伝えた。

ただその週の平日は枠が全て埋まっており、土日は手術出来ないとのことだった。

最短で翌週月曜日になると言われたので、その日でお願いしますと伝えた。

これでいい、もう迷わない。

だが、私が手術を受けることは結局なかった。

その数日後の晩、自宅で私は小さな出産をした。

自然排出には違いないけれど、プロセスはまさにお産と同じだった。

大変だったし辛かったけど、何とも神秘的な体験だったと思う。