先月はどうやら20冊。
久坂部さんの作品が前よりずっと読みやすくて入りやすかったです。
7月は15冊を目指します。
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6月の読書メーター
読んだ本の数:20冊
読んだページ数:5846ページ
指先の戦慄 (角川ホラー文庫 に 1-8)
短編集です。すべてが身近にありそうなので、怖いというか気持ち悪いですよ。新津さんはこういう作品、うまいなと思う。虐待のとかホントに読んでてしんどい。女は怖いというか、人間はホントに怖いよ。
読了日:06月29日 著者:新津 きよみ
ミステリ魂。校歌斉唱! メフィスト学園 (講談社ノベルス)
矢野さんの作品を楽しみにして読んでたんだけど、結構すぐわかちゃって読みながら「おい、志村」と言いたくなってました。初めて読んだ三雲さんの作品が好みだったので他の作品も読んでみたい。乾さんのはちょっとかたく感じたけど納得できたし、面白かった。石持さんのは読了後すっきりして満足。そして浦賀さん、電車で読みづらいよ。さすが無修正!いえ、大好物なんです。アカネがかっこいいんです。
読了日:06月28日 著者:
ミステリ愛。免許皆伝! メフィスト道場 (講談社ノベルス)
倉知さんのがナイス。こういう人たち本当にいるんだろうね。人類の趣味は果てしないのであります。久坂部さんの短編も思ってたよりも面白かったし、黒田さんのが良かったし電車の中とかでさらっと読むのにちょうどいい。
読了日:06月25日 著者:
樹海に消えたルポライター 霊眼 (下) (宝島社文庫)
一気に読んでしまったし、楽しかったけれども、いろいろと要素を詰め込みすぎでもったいない感じがします。スピリチュアルを全く信じてないヒロインが話が進むに連れてすっかりその道の人になってしまうのには・・・。第三の目の医学的な部分はかなり興味を持ちました。使い道がなかったけど輪島の眼も何かして欲しかったなぁ。/上下に分ける必要はないよね?
読了日:06月23日 著者:中村 啓
樹海に消えたルポライター 霊眼 (上) (宝島社文庫)
最初の部分がかなり気持ち悪くて読みきれるかなー?と思ったら、本編はまったく問題なかったです。ヒロインがまったく好きになれず。旦那に自殺する要素がなくて、刑事にちょっと怪しい点があると言われたら、普通そっちで考えないか?そして話はオカルト方向へー。下巻を読む。
読了日:06月23日 著者:中村 啓
インシテミル (文春文庫)
最近この手の作品は食傷気味・・・いやいや面白かったです。半分以上死んでるのに重くないってこれいかに?古今東西のいろいろなミステリも出てくるしかなり楽しんで読めました。これはぜひ続編を書いていただきたいです。
読了日:06月22日 著者:米澤 穂信
神の手(下)
下巻は2回読みました。安楽死法案を通すため、そして新薬を通すためには犠牲が・・・って実際もそうなのかな?とドキドキ。死ぬときは苦しみたくない楽に死にたいと思っても、なかなかそうは行かないのをリアルにつきつけられました。久坂部さんの意見が詰まっているのかな?と思いました。
読了日:06月20日 著者:久坂部 羊
神の手(上)
以前と比べてだいぶ読みやすくなったなーというのが最初の印象。尊厳死の問題は自分自身も興味がある題材なのですっかりひきこまれてます。現場にいない人間に何がわかるんだろう?と医者の気持ちになってムカムカしてみたり、法案の裏側に見える大人の事情にむきぃーとなってみたり。後半が楽しみです。
読了日:06月17日 著者:久坂部 羊
王女の渇き (角川ホラー文庫)
私、これ好き。「サロメ」自体が好き(ビアズリーのイラスト込みで)なせいもあるけど。前半は何か胸のなかをもやもやさせたまま進んで、後半は少しミステリっぽい要素もありで満足。誰の欲望かわからないままに動かされるのは怖いなぁ。けど、演劇療法でサロメか。健常人にも難しい題材だ。/サロメとヨブ記は読んでおいて損はない。
読了日:06月15日 著者:早瀬 乱
潜伏 (小学館文庫 せ 2-5)
話の内容は好きなの。毎回内容は楽しみにしてるんだけど、相変わらず登場人物の誰もが気に入らないというか、性格付けをしっかりしすぎなのか心理描写がイラッとする。殺されたのは数名だけど、発症したのは・・・・。こういう自分の知らないところでの感染は本気で怖い。注意できないもん。
読了日:06月12日 著者:仙川 環
熱い視線 (徳間文庫)
短編集。どれもこれも後味が悪くそしてひねった作品で十分堪能できました。実際にありえそうな感じが余計に怖いというか。
読了日:06月12日 著者:北川 歩実
デス・ゲーム・パーク (リンダブックス)
映像ありきの脱出ゲーム。嘘神よりはキライじゃないかなー?まぁ、レイラは予想ついてたのでなんとも。
読了日:06月10日 著者:山本 俊輔
ガーディアン (光文社文庫)
ガーディアンありき。ガーディアンの存在を受け入れないことには話は進まない。前半のてっしー編だけでも十分楽しめるし、ミステリっぽい。間を挟んで円の章はガラッと雰囲気が変わる。いや、ホラーだよね?円をすっかり受け入れて円の力を利用するお友達もある意味最強。てっしーの章は陽で円は陰な印象を受けました。
読了日:06月09日 著者:石持 浅海
カンナ 鎌倉の血陣 (講談社ノベルス)
ご近所鎌倉が舞台でさらに茶の湯。お茶を習ってるので相変わらず茶の湯が出てくるだけでハイテンション。そんな中、奈々ちゃんは出てくるし会話の中でタタルさんや毒草師も出てくるしでQEDシリーズファンもニヤリと出来る内容。QED鎌倉とはまた違って楽しく読めたし、甲斐以外はピンチに陥ったり、聡美の実家もあやしいし・・・ますます続きが気になる。源氏の話も興味深い。黒幕も・・・!鎌倉も修善寺も行きたいなぁ。
読了日:06月08日 著者:高田 崇史
求愛 (徳間文庫)
連作短編集。友人たちの死をきっかけに探偵しての芽を伸ばしていく女性の話でいいですか?このままシリーズ化ができる内容ですね。特に最後の「求愛」は恋愛から遠ざかってる私にもちょっとグサグサ突き刺さりました。けど、心の渇きも身体の飢えもまったく感じてないのでそこまで共感するわけではないが。長期に渡った連載のようで最初と最後でヒロインの気持ちがの変化が大きすぎるような。
読了日:06月07日 著者:柴田 よしき
Story Seller (ストーリー セラー) Vol3 2010年 05月号 [雑誌]
最後だというのでじっくりゆっくり読みました。毎回ユヤタン目当てで読んでたけど、ほんとに全部当たりで素敵なシリーズです。ユヤタン、やっぱり面白いよ。でも、続きも書いて欲しい。そして何よりもさだまさしさん!初めて読んだけどテンポもいいし、面白かった!他の作品も読んでみたいと思いました。
読了日:06月06日 著者:
赤ずきん (角川ホラー文庫)
ヒロインの性格づけはちょっとどうでも良かったけど、わりと怖いです。赤ずきん自体もそうだけど、「視覚」が怖いです。自分しか見えてないと「確かに見えた」からいつのまにか「あれ?私の頭がおかしいの?」と変化してしまい、他人からは変な目で見られるように。今のところ、私は周囲の人と同じものしか見えてないと思うので今後もこのままがいいです。よく考えたら誰も救われない・・・
読了日:06月03日 著者:吉村 達也
蝦蟇倉市事件2 (ミステリ・フロンティア)
1巻目よりもわりとどんより目のお話が多かったかな?好きなのは「さくら炎上」と「消えた左腕事件」。ちょっと似た系統の話が多かったかな?とは思ったけれど、それなりに楽しめました♪「観客席からの眺め」は若いのに背負うモノが大きすぎるよ・・・と。真知博士のキャラはいいね。誰が書いてもいい。
読了日:06月02日 著者:秋月 涼介,北山 猛邦,米澤 穂信,村崎 友,越谷 オサム,桜坂 洋
女検死官ジェシカ・コラン 死を呼ぶ聖句(下) [扶桑社ミステリー] [文庫]
死体に括りつけられて生きたまま腐っていくとか、もうホント勘弁してください。無理です。壊死もそうだけど、だって虫とか。ホント無理。いつもの猟奇殺人もひどいけど、今回のは精神的に人格的に破壊されますよ。最後の突入シーンは映画みたいね。相変わらず傷だらけの人たち。/事件が解決してからの展開が気になった。ジェシカもあれだけど、ルーカスの方がやばいんじゃないの?やっぱり出る杭は打たれるというか。
読了日:06月02日 著者:ロバート・ウォーカー
女検死官ジェシカ・コラン 死を呼ぶ聖句(上) [扶桑社ミステリー] [文庫]
ジェシカ・コランシリーズの新作。シャープのおかげでジェシカが比較的安定しているので読みやすいです。事件は女性判事が誘拐されて突き止めて行くわけだけど、手がかりが少ない。そしてキムは霊視してしまったせいで霊障で死の瀬戸際に!判事もキムも助かるの?女性6人を殺害して死刑にされた息子の願いをかなえるってどんな親だよ!
読了日:06月01日 著者:ロバート・ウォーカー
読書メーター