彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)/沼田 まほかる
¥720
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ものすごい閉塞感にやられます。

苦しくてしんどい。

この人、文章がうまいんだよ。

だからつらいのにやめられない。


登場人物すべてが不愉快な人間ばっかり。

唯一正論を振りかざしてる感じのおねーさんも不快。

なのに、やめられない。


ダメな大人の純愛?

っていうか、どうしてここまで・・・「容疑者Xの献身」もそうだけど、

どうして他人のためにここまで。


いくらお話の世界とはいえね・・・


話の途中からラストは想像ができたのだけど、それにしても。


本を閉じた瞬間、涙が流れたのはなぜだろう?


愛情の証明ってどうすればいいんだろう?

「好き」って100回言われたって・・・

どんなに尽くされたって・・・


はぁ・・・



精神的に余裕のある人はどうぞ。

オススメです。



では、おやすみなさい。