5月21日
open18:30/start19:00
演出:鈴木裕美
Cast:セフトン:三宅健

シュルツ伍長:田中幸太朗
ストッシュ:おかやまはじめ
ホフマン:松村武
ダンバー、マンフレディ:小林十市
リード、ジョンソン:堀文明
ホーニー:小村裕次郎
デューク:粟野史浩
マルコ:池上リョヲマ
ハリー:瀧川英次

エーベルバッハ大佐、赤十字視察官:斉藤洋介
プライス:袴田吉彦


1944年、ドイツ軍の第17捕虜収容所はアメリカ空軍の軍曹ばかりを収容していた。
冒頭、2人の捕虜が脱走を試みるが射殺。
捕虜たちは周到な計画がばれたのはスパイがいるのではないかと疑問を持つ。
容疑者として浮かび上がったのは脱走に否定的で、贅沢な男セフトンだったが彼は否定する。
クリスマスイブに新しく二人の捕虜がやってくるが、そのうちの1人ダンバーがドイツ軍の弾薬車両を爆破した疑いで連行されてしまう。
その事件の詳細を知っているのは同じ部屋のメンバーのみ。
またもや疑われ、さらにリーダーがいない時にリンチされたセフトンは自らの潔白を証明し、罪を着せた者に復讐するために捜査を開始する・・・


演出は女性で、出演者は全員男性。
逆宝塚~♪
三宅くんのファンは安心して見ていられる作品でした(笑)


元々の舞台版よりもビリー・ワイルダーの映画に近いセフトン像な気がするけどどうだろ?
三宅くんは思ってたよりも全然良かった。
眼力もあるし、クールなんだけど最後の熱さとかとても良かった。
田中氏の陽気な縁起といっぱいいっぱいな感じも良かったけどちょっともたつくのが気になったかな?ま、まだ2日目だし。
十市さん・・・机の上で面白い話をするシーンがかなりイイ。話は面白くないのに十市さんを見て笑ってしまう。
粟野さんの暑苦しさを見ながら「テキサス」ってみんなこうテリーマンなのかと考え込んでしまったわ。
つか、粟野さんはうちのお茶の先生のご子息に似ている。
小村さんは前回もホーニーだから、当たり役だ。
そして何よりもジテキンの瀧川さんに心を奪われてました。
あれ、十市さん目当てだったはずなのに。
三宅くん、かっこいいとか言ってたくせに。
思い出すのはハリーばかりという結果。
いい笑顔してたんですよ、ちょっと浅はかっぽい感じがよくて。


と、キャストのことばかり書いてしまったけど話の内容もテンポがいいし、笑えるシーンと緊張感あるシーンといい具合に散らばっているので満足。
中盤までオーディエンスも犯人が誰かわからなくてドキドキ、犯人がわかってからもは「ちょ!ダメッ!今、それ言っちゃダメ!」と心の中で叫びながら見てたのでだいぶ術中にはまってましたね。
(いや、私、犯人知ってるけどさ)
周囲の方々もみんな軽く身を乗り出して「犯人の行動を見逃さない」ような勢いでステージをくまなく見ていましたよ。
だから寝てる人もいなかったんじゃないかな?


私は最後のリーダーがとても好きです。
犯人にも理解をしめそうとするんだけど・・・ってとこがね。人間らしい。


この舞台、前にやったときはセフトンが京様(京晋佑)でプライスが克実(高橋克実)で、リーダーが川原さん(川原和久/相棒の伊丹刑事)だったのよねぇ。
それも素敵なキャストであります。


映画はこちら。

第十七捕虜収容所/ウィリアム・ホールデン
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