小学校低学年の時に、
可愛いはとことその母親を火事で亡くした。
幼い弟と母を亡くしたけれど、
私と同じ歳のはとこは重傷ながら生き残った。
小さい私は何が起こったのかわからずにいた。
「○○ちゃん、死んじゃったの?」
大親友だった従姉を亡くした母が気丈にふるまっていたことは今でも忘れられない。
そして数日後、
火事の原因が放火だと知った。
犯人が犯人だったのでワイドショーでも放送された。
両親はテレビを隠そうとしたかもしれないが、私はちゃんと見ていた。
犯人がお葬式で泣いていたシーンは今でも忘れられない。
インパクトのあるシーンは一生忘れられないものだ。
放火理由を知った私は今でもその理由が許せない。
自分勝手としか思えない。
犯人は「無期懲役」となった。
しかし、模範囚であり既に出所している。
「無期」ってなんなんだ?
3歳で命を絶たれたあの可愛い笑顔は戻らないのに。
本村さんに激しく共感する。
そして、私は「犯罪」というものに興味を持ち始める。
***
先日、「行列の出来る法律相談所」を見ているときに母に質問された。
「うちのパパがこんな事したら、デルケトは耐えられないでしょ?」
私は直ちに答えた。
「無理だね。気持ち悪くて同じ空気すら吸えない。」
それが理由。
***
私の心にはトラウマが住み着いている。