世界のナン(中央アジア・中東・コーカサス・ウイグル編) | ルスランの食べ歩き日記 Vol.2(2012年~)

ルスランの食べ歩き日記 Vol.2(2012年~)

普段使いの美味しい料理を求めて世界を旅します

ナンはインド起源と思われるかもしれませんが、インドにおける歴史はそれほど古くはない

ようです。中央アジアが起源と言われており、後になって北インドに流入してきたようです。

今回はインド・パキスタン以外のナンをまとめてみました。


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アルメニアのナン

ナーネ・ラヴァーシュと言われ、イランでもよく見られる薄いナンです。

シャシリック(羊の短剣焼き)、チーズ、ハーブなどを巻いて食べます。

(アルメニア」・エレバン市内)


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ウズベキスタンのナン

ノーンに近い発音。ウズベキスタンはサマルカンドやブハラなど地方によって形が

異なるようです。

(ロシア・モスクワにて)


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イランのナン

ノーンに近い発音。厚いものから写真のような薄いものまで様々な種類があります。

イランでは朝食でも定番でバターや蜂蜜をつけてチャイとともにいただきました。

作り置きが多く冷めていて固いものが多いのが難点

(アブダビのイラン料理店にて)


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アフガニスタンのナン

アフガンやパキスタンでは丸形が多かったです。塩味で淵はもっちり、中はパリッ

(アブダビのアフガン地区)


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中国・ウイグル自治区のナン

中国も西部のウイグル自治区まで来ると人の顔立ちがもはやパキスタンです。

マトンと野菜のスパイシーな炒め物や串焼きとともに。模様がきれいですね。

(中国・北京のウイグルレストランで)


いろんな国のナンを食べ比べるのも面白いですね。

ちなみに日本のインド料理屋さんの異様に先のとがったでっかくてモッチモッチで甘い

ナーンはインドではあまり見かけないタイプですので「日本式ナン」と呼べるかもしれません。

(あれはムガル様式なのかな?)