原泰久の人気漫画、
『キングダム』を、
山崎賢人主演で映画化した、
シリーズ第4弾。
しかも、ファイナル!。
秦と覇権をめぐり、
戦の絶えない秦は、
侵攻してきた趙に対し、
王騎を総大将に任命する。
王騎から名を授かった、
飛信隊を率いる信は、
秦と趙の総力戦を繰り広げる、
馬陽の地での戦いで、
不利な状況から、趙軍を退け、
勝利に導き、歓喜する。
苦戦を制した秦軍は、勝利の道を、
進んでいるかのように見えたが、
そこに怪しい敵の武将が忍び寄り、
信は致命傷を受ける。
さらに、天才軍師の策略により、
大将軍と武神との、命を賭けた、
因縁の壮絶な死闘が・・。
紀元前245年の中国。
日本では、弥生時代が始まって、
200年が経った頃に、こんな壮絶な、
覇権争いが繰り広げられていたなンて・・。
人気シリーズの集大成ともあって、
原作でも、熱いクライマックスの話を、
ここへ持って来るので、期待度マックス!。
実写キャストも、超豪華で、
何と言っても、大沢たかおの起用は、
もう、この人しかいないくらいの、
迫力があって、見入っちゃいました!。
さすが!、セガールと対等に戦った、
アクション俳優!。
王騎大将軍は、始終敬語を使い、
それが逆に、凄みがあって怖い!(笑。
原作通りなのも、ファンを唸らせますが、
また何と言っても凄いのが、
アクションが、さらに前作を超え、
息を飲む、クライマックスの、
一騎打ちのシーンは、圧巻!。
王騎と龐煖の矛のぶつかる轟音や、
馬ごと吹き飛ぶ凄まじい死闘は、
誰も入ることの出来ない愛のセカイで、
別格の凄さがあります。
このシーンだけで、メシ3杯いける!。
どんどん進化していくのに、
これが最後かと思うと、
終わらないでくれよ!、
この後の続きが絶対見たくなる!。
それから、騰の“ファルファル“が、
映画でどうやって表現するのか、
とても気になっていましたが、
原作通りなので、感激!。
スタッフも、キャストも全員、
本当に原作を愛しているのが、
伝わってきます。
特に、昌文君役の高嶋政宏の号泣に、
思わず、もらい泣しました。
原作をこよなく愛してないと、
あの泣き方は出来ない・・。
原作を読んでいない人でも、
キングダムの世界にドップリ浸かって、
原作漫画を読みたくなる映画です!。
大沢たかお扮する、王騎の演説は、
感動的でした。
ホント、戦は大将軍を魂とする。
大将軍が臆すれば、
兵も臆病になってしまう。
リーダーの一念や、
リーダーの勇気は伝播する。
兵を讃え労い、一人一人に思いを語り、
誇りを持って戦う兵を育て、
勝利へと導く。
そして、一人一人の兵が、
胸を張って、勝ったと言える、
王国(キングダム)を創る
それには、王の視点からの世界を見せ、
心に響く重い言葉や一念を、聴かせて、
後世に伝える。
大昔の中国には、こんな賢者が大勢いて、
今でも学ぶ事が、たくさんありました。
最近の中国は、歴史から学ばないで、
どうしちゃったんだろう?。
このまま賢者が現れないと、
いつか滅びるよ・・。