最近、インド映画が熱いです!。
いや、この猛暑に負けず劣らず暑苦しい!。
インド人もびっくり!(古っ
『バーフバリ』シリーズの、
プラバース主演による
荒唐無稽な、ヒーローアクション!。
人並外れた力と頭脳を持つデーヴァは、
善良さと凶暴性を胸に秘めている。
ある時、彼の親友ヴァラダは、
インド全土が恐れる、謎の都市国家カンサールの、
王位継承争いに巻きこまれる。
デーヴァは親友を助けるために、
カンサールに乗り込むが、
1000年以上続くカンサールの、
息のかかった、大勢の武装犯罪集団が、
デーヴァの前に立ちはだかる。
しかしデーヴァは、親友ヴァラダを助けるため、
たった一人、神懸かった強さで道を切り開いていく。
自宅で映画を手軽に鑑賞できる、
便利な配信が全盛の時代に、
わざわざ映画館に足をんで観に来る人は、
よっぽどの映画好きな人だと思いますよ。
しかも、3時間を超えるインド映画だと・・。
映画って、娯楽の王様と言われやほど、
どの国でも、日常生活の嫌な事を、
一時忘れられる素敵なエンターテーメント。
物価が高くて、給料安くて、
食費を切り詰めなきゃならないとか、
人間関係が、うまく行かないとか、
明日からの仕事や、学校休みたいとか、
そんなモヤモヤした気持ちを、1時でも、
忘れさせてくれる映画を週末に観る。
そして、また明日から頑張ろう!、
そんな気持ちにさせてくれる作品に出会う為、
映画ってあるンじゃないですか。
駄作だ、つまらない映画と言われた作品でも、
観る人の人生や、捉え方もいろいろなので、
琴線に触れる人、感銘を受ける人など、様々・・。
この映画も、かなりの酷評でしたが、
私は、結構楽しめましたよ。
確かに、登場人物も多く、
皆、似たようなな顔だし、
複雑な部族間の抗争や、
時間軸がアチコチに飛ぶし、
何故ヒロインが、命を狙われるのか、
という理由が、一切説明されず、
ストーリー進むので、さらにややこしく感じる。
やっちまった感満載なのに、
なぜか、不思議と盛り上がり方は抜群で、
冒頭の、デーヴァが親友のために、
トンでもない事するシーンに、
まるで、志村けんの頭をドツく、
怖いもの知らずの”浜ちゃん”を、
知将の”松っちゃん”が、けしかける、
ダウンタウンのコンビみたいで、
それだけで、掴みはOKでした。
派手なアクションシーンも、
ハイテクな近代兵器を有する、
武装兵団に、アナログの斧で、
立ち向かうという、
『カンフーハッスル』よりもハチャメチャで、
笑っちゃうぐらいの陳腐な演出なのに、
何故だか、豪快な説得力があって、
それだけで無性に楽しめちゃう!。
そう、これは漫画だ!。
日本人が大好きな、『魁!男塾』みたいな、
「ジャンプ漫画」だ!。
二人の関係も『キングダム』の「信」と、
「漂」みたいで、ちょっとわかる。
秘められた生い立ちや、
帝国イギリスの軍隊も恐れる、
謎の凶悪武装国家の存在や、
自ら掟を破り、親友と敵対する主人公。
笑っちゃうくらいに捻りもなく、
そのアクションシーンを撮るために、
ストーリーを継ぎ足ししたしなりをで、
収拾がつかなくなって、御意見無用状態。
なのに、3時間目が離せなくなる!。
任侠映画みたいに、屈辱的にヤラれて、
耐えて、耐えて、もうダメだ!
と思わせて、人畜無害だった”健さん”が、
『シン・シティ』の”マーブ”に豹変し、
誰も止められない!、みたいな。
強いのなんの!、鬼のように強い!。
いや、ホント漫画的な映画!。
考えてはいけない!、
突っ込んではいけない!。
頭をカラッぽにして、
日常のイヤな事を忘れよう!。
こういう映画を、本気で作ってくれる、
と言うだけで、映画ファンとしては、
ありがたい!。
映画って、そう言うもンですよね!。