5パーセントの奇跡 嘘から始まる素敵な人生

 

私も、生まれつき片方の目が見えず、

 それでも、もう片方の視力が良かったので、

  何とか生活出来ましたが、

 

 遠近感がなく、スポーツの方は、

  球技はダメでしたが、マラソンとか、

   水泳とか、ただ走る、ただひたすら泳ぐ、

    というのは得意でした。

 

ハンデがあると、コツコツ頑張るとか、

 粘り強く諦めないとか障害をバネにして、

  逞しく生きる!、そんな映画です。

 

 

スリランカ人の父と、白人の母の間に生まれ、

 先天性の網膜剥離で、95パーセントの視覚を失い、

  

10代の頃、ほぼ全盲になった、青年のサリー。

 

彼には、5ツ星ホテルで働くという夢があり、

 その夢を叶えるため、学校を卒業した彼は、

  無謀にも、視力障害を伏せ、

   一流ホテルの見習いを始める。

 

 

周囲からの助けも借りながら、

 持ち前の明るさと機転を利かせ、

  サリーは次々と、ホテルの研修課題を、

   クリアーしていった。

 

ところが、ある女性との出会いが、

 完璧だったハズの偽装計画が、

  狂い始めていく・・。

 

 

実話に基づいた映画だそうで、

 ラストには、御本人が出演されていました。

 

ホテル側の教官には、障害を持っていることを隠し、

 それでも健常者以上に、仕事をこなす、

  サリーの努力や人柄が、明るく爽やかな、

   軽快なタッチで描き、好印象!。

 

 

同じ研修生も、サリーが視覚障害者ということに、

 気づいても、彼の思いを尊重しサポートして、

  お互い助け合う。

 

 

料理長も、サリーの障害に気づくも、

 それを知った上で、サリーを指導してゆく。

 

みんな心優しい人ばかり!。

 

 

ところが、支配人だけが、サリーには厳しく、

 サリーには見えないグラスの汚れを指摘し、

  繰り返し荒い直しをさせる。

 

 

連日の苦しい研修と、突然の両親の離婚、

 母に仕送りするため、アルバイトの梯子で、

  疲労が溜まり、ミスの連続。

 

アクシデントの連続で、肉体も精神も、

 限界に達し、致命的なミスを犯し、

  とうとうホテルもクビになり、

   大怪我までしてしまうサリー。

 

気の毒なほど、底辺に落ちてしまったサリーを、

 友人が気晴らしに誘い、自暴自棄になっていた自分を、

  支えてくれた友達の真心に、サリーは癒され、

 

   

支配人に、真実を告げ、もう一度、

 研修の最終試験を受けさせてほしいと請願する。

 

障害を持ち長も、果敢に健常者と同じ土俵で、

 志高く自身の夢を叶えて行く。

 

映画では良くあるサクセスストーリーですが、

 これが、ほぼ実話というのにビックリ!。

 

 どんなに一人で頑張っても、物には限界があるため、

  そこに手を差し伸べてくれる、

   多くの人がいるのは、サリーが前向きに努力しているから。

 

 

本当に困っている人、頑張っている人、

 人を裏切らない人は、世間が見ている!。

 

 

 

同僚を蹴落としてまで、自分だけがいい成績を取ろうせず、

 機転を利かせて、仲間を助けるサリー、

  だから周りの人は助け合う、手を差し伸べる。

 

 

そしてラストは・・さすが職人の国ドイツ。

 

世の中、捨てたもンじゃない!。

 

いや〜久々に、善意のある暖かい良い映画を観ました!。