ゆとりですがなにか   インターナショナル

 

 

2016年にTV放送されたドラマ、

 『ゆとりですがなにか』を、

   

 水田伸生・監督、

  脚本・宮藤官九郎の、

   コンビでおくる、

 

 痛快、社会派コメディードラマが、

  号かっキャストで映画化!。

 

 

ゆとり世代だと、

 世間から揶揄されてきた、

  正和(岡田将生)、山路(松坂桃李)、

   まりぶ(柳楽優弥)の3人は、

 

   

  それぞれ、人生の岐路に立たされていた。

 

 

正和は、家業の作り酒屋が、

 経営の危機に陥り、

 

嫁(安藤サクラ)とも倦怠期で、

  セックスレス。

 

 

小学校教師の山路は、未だに女性経験もなく、

 海外からの転校生と、教育実習生が、

  同時に浮く持つこととなり、

   シッチャカメッチャカ!。

 

 

まりぶは、中国での事業に失敗し、

 出戻りフリーターとして、

  正和の酒蔵で、見習いとして働くことに・・。

 

 

そんな彼らに、働き方改革、多様性、コンプライアンス、

 グローバル化など、新たな時代の変化が、

  次々と押し寄せ、

 

3人は、令和の時代に噴出する、

 様々な問題に直面することに・・。

 

 

私の頃は、「新人類」と言われた世代ですが、

 

”野心がない”、”競争心がない”、

 ”協調性がない”と言われた、

  ゆとり世代にとって、

 

”コロナ”、”ロシア Vs ウクライナ紛争”に加え、

 今度は”ハマス  Vs  イスラエル紛争”と言う、

  無気力・草食男子たちが生きにくくなってきた、

   過酷な時代に突入!。

 

”ゆとり”も、バブルも知らない、

 ”Z世代”は、時代の変化に合わせて、

  アップグレードを果たし、

  

 就職難の時代に、

  上手く立ち回っているのに対し、

 

それでも、彼らは、

 アップデートする気など、

  さらさら無くて、

   自由に日常を生きてゆく。

 

とにかく、呑んで酔っ払って、

 パワハラ、コンプライアンスなど、

  無視して、言いたい放題!。

 

単なるコメディーと思ってましたら、

 

いい歳したおっちゃん達が、

 部活の部室のような、

  ゆとりモンスターぶりに、

   映画館で笑っているうちに、

  

 普段、世間で見聞きして、

  自分でも思い当たるような、

   様々な社会問題が、

    浮き彫りにされている事に気着く。

 

 

ジェンダーに悩む?、タイ人の男の子が、

 女の子みたいで可愛かった!。

  (こりゃモテる!)

 

韓国人の女社長が、酔った勢いで、

 本音をぶちまけるシーンは、

  日本以上に、女性差別の厳しい、

   韓国事情を垣間見たり、

 

 

セクハラ、パワララを恐れ、

 部下に強く意見できない上司とか、

 

上と下の世代に挟まれ、

 

「これだから ゆとり世代は・・」

 と言われ続けた、

  ゆとり世代の反撃!。

 

 

 

居酒屋で、ケンカはダメよ!、

 しかも、加減を知らない!。

 

これじゃあ、”囮世代”よ!。

 

大事なことを言ってるンだけど、

 威厳もないし、深みもないからねぇ〜。

 

会話はキャッチボール。

 

「リモート」が長かったから、

  豪速球投げて、本音で話し合ったり、

   

変化球投げてる奴も、

 少なくなりました。

 

昔の居酒屋では、

 ストライクゾーンの広い、

  器の大きい人、沢山いました。

 

そうやって、お酒も人間関係も、

 呑まれずに、揉まれて大人になる!。

  (喧嘩しないでね!)

 

 

さて、キャストも豪華。

 

ダルビッシュに、どこか似ている

 主役の岡田将生くん。

 

 

『VIVANT』で共演していた、

 松坂桃李くんと、吉原光夫さん。

 

 

そう言えば『バッド・ランズ』でも、

  吉原さんと共演していた、安藤サクラさん。

 

 最高でした!。

 

山路との関係が、羨ましいほど素敵でした。

 

 

『ファブル』で、

 悪役演じていた柳楽優弥くん。

 

 

愛川欽也さんに、似ていた吉田鋼太郎さん、

 『孤狼の血 LEVEL 2』で、

         松坂くんと共演していた。

 

 

 『Gメン』で、イメージ変えた、

  吉岡里帆さん、いい味出してた。

 

♪   U〜Rであ〜る!。

 

 

 そして、ここにも出ていた、

  でんでんさん。

 

 

元「子供店長」の加藤清史郎くん。

 

天国のお父ちゃんと、

 リモートしていた中田喜子さんも、

  歳を重ねてもも、恋に生きる、

   山田監督の『こんにちは母さん』を、

    思い出して、可笑しかった!。

 

 

そう言えば、この映画、

 勘九郎さんも出てたっけ?。

 

そして、ドキュメンタリー風のエンディング。

 

子供達が可愛かったし、

 スタッフとキャストの雰囲気の良さが、

  伝わって、最後まで楽しかった!。

 

 でもよく考えたら、これって盗撮!、

  日本では、犯罪ですよ!(笑。

 

笑って泣けて、あらゆる世代にもウケ、

 共感できる、明るく楽しく、

  TVドラマを観ていない人でも、

   充分楽しめる映画でした!。

 

「つづく」と書いてあったから、

 続編、あるのかな?。