昔から、ちょっと疑問に思っていた事なンですが、
何故、生き物の中で、人類だけが、
金や、ダイヤモンドなど、
貴金属に魅了されるのは、
どうしてなンですかね?。
チンパンジーや、狼など、
知能の高いと思われる動物たちでも、
腹の足しにはならない貴金属は、
無視しますよね。
カラスなど、光り物が好きな動物もいますが、
金や宝石を巡って、命をかけ、
殺し合うってことは、
流石にしないでしょう・・。
時は西部開拓時代。
ゴールドラッシュで、一攫千金。
黄金に魅せられ、欲に塗れ、
単純な力が支配する混沌とした時代。
そんな中、その名を聞いた者を震え上がらせる、
最強の殺し屋兄弟、「シスターズ兄弟」達に、
新たな仕事が依頼される。
雇い主は、
オレゴン一帯を取り仕切る権力者”提督”。
血と、銃と権力で支配する提督は、
ある化学者が所有する、
金脈を探る”化学式”を奪い、
始末することを、兄弟達に命ずる。
提督の命令は絶対で、裏切れば、
逆に命を狙われる。
ところが、ひょんなことから、
殺し屋兄弟達と、化学者を追う、
連絡係の探偵、四人との間に友情が芽生え、
理想的な社会を目指すべく手を組み、
ある計画を実行することに・・。
西部開拓時代の、美しい大自然を背景に、
人間の持つ、欲望や闇の世界を描き、
時代は、新しいステージへと転がり続ける。
冒頭から、凄まじい銃撃戦から始まるこの映画。
殺し屋兄弟が、くだらない馬鹿話をしながら、
馬で山を越えるシーンは、
黒澤映画の「隠し砦の三悪人」を思わせ、
四人が意気投合し、奇妙な友情と、
絆が生まれる様は、
「スタンド・バイ・ミー」のようでした。
欲に飜弄され混沌とした時代のコントラストと、
その衝撃的な展開と、
ラストの着地点がとてもいい!。
今の所、今年一番の映画です。