「美味しんぼ」、「クッキングパパ」など、

  グルメ漫画が多い中、

   ちょっと変わった漫画を見つけちゃいました。

 

 

「銀平飯科帳」 作者 河合単

 

雑誌 ビッグコミックスペリオール 連載中

 

 

 

主人公の武藤銀次は、

 小さな居酒屋を経営する若店主。

 

もともと、料理には興味はあったものの、

 料理修行を怠ったせいか、

  客の入りはイマイチ・・。

 

固定概念にとらわれないアイデア料理で

  自ら、創意工夫を凝らした料理を出して、

  勝負しようとしている銀次だが、

 

 料理はもちろん、

  経営や接客の基礎もなっていない為、

   店は、閑古鳥が鳴くばかりだった。

 

切羽詰まった銀次がそんな時、

 ふと立ち寄った神社で

 

 「昔に戻って修行して、一からやり直したい!」

   

  と願った銀次の身に、信じられない出来事が!。

 

神社で願掛けをした銀次は、

 その神社で偶然見つけた古井戸に落ちる。

 

それは、現代と過去とをつなぐ抜け穴となっていて、

 銀次はいきなり、江戸の町へと転がり落ちてしてしまう・・。

 

 

普段から明るくて、人柄もよく、

 何事にも動じない性格の銀次は、

  江戸の町にも溶け込んで、

  

 そこで、将軍の料理番を務める、

  鬼平こと、長谷川平蔵の孫兄妹と出会う。

 

銀次は、現代からタイムスリップした事をひた隠し、

 銀平と名を変え、彼らとともに、

  江戸のグルメガイドを作ることになるのだが……。

 

ひょんなことから、江戸と現代を、

 行き来できるようになった銀次は、

 

 

  マグロ、鰻、肉料理と、

   現代では手に入らなくなった食材や、

    江戸のグルメを大満喫した上に、

     江戸のレシピを取り入れて、

      銀次の居酒屋は、大繁盛!。

 

江戸時代にはなかった調味料とか、 

 「江戸風カルボナーラ」など、

   創作料理のアイデアが、

    洪水のように湧き出して、

 

 また銀次は、タイムスリップしたその先々で、

  歴史上の、錚々たる名高い偉人たちとも出会い、

   料理の腕や、経営、接客のスキルを上げて行く・・。

 

現代では、たやすく手に入る砂糖や塩が、

 江戸時代では、将軍様ですら、

  なかなか口にできなかったり、

 

 

 現代では、大変貴重な高級食材を、

  庶民は、当たり前のように食していたり、

  

 何気ない創意工夫で、現代でも通用する、

  面白い趣向のものが次々と閃いてくる。

 

絵柄も親しみやすく、可愛いし、

 料理がとても美味しそう!。

 

 

江戸庶民の暮らしぶりも解り易く、

 なにそろ、皆んないい人で、悪い人が出てこない。

 

グルメと、歴史、人情味など、

 教科書に載せたくなる漫画ですね。

 

お子様にも どうぞ!。