外人さんの間でも、
日本の丼、とくに牛丼は大人気!。
柔らかい牛肉と、
牛丼の甘辛いつゆが染み込んだ、
ご飯が美味しいと好評で、
外人さんが「大盛り」、「ツユだく」
なンて、辿々しい日本語で、
店員に注文してるのを見ると、
親近感が沸きますね!。
もともと、牛鍋を食べた残り汁を、
ご飯にかけた丼めしが、
牛丼の元祖と言われ、
肉汁の旨味と、玉ねぎの甘さが、
絶妙に熟成された汁が、
ご飯に染込み、親しまれてきました。
日本人は、お米を食べないと、
どうも力が出ない!。
とくに”ガテン系”の肉体労働者や、
サラリーマン達は、
ゆっくり食べている暇がないので、
短時間で手軽に食べられる、
どんぶり物が最適!。
さらに、朝の通勤途中の忙しい時、
少しでも時間短縮するため、
牛丼のつゆを多めに入れてもらって、
かき込んでいたのが、
常連客の間に広まり、
”つゆをたくさん”入れる、
「つゆだく」と、
呼ばれるようになりました。
逆に、じっくり味わいたい人は、
汁を少なめに指定する事を、
「つゆ抜き」と言うそうです。
でも、これって店側では、
どういう風に、汁の量を、
調整しているンでしょうか?。
同じ値段で、汁だけ多いと言う事は、
それだけコストが掛かる。
牛丼だけに、
「どんぶり勘定」なンですかね?。
緻密に計画を立てず、全体を把握しないで、
「大体この位あれば足りるかな?」という、
無計画で進めるコトを、
「どんぶり勘定」と言いますが、
実は、この「どんぶり」とは、
器の「丼(どんぶり)」の、
コトでは無いそうです。
昔の商人や職人さんは、胴巻きという、
腹巻きのような集金袋や、
前掛けのお腹の部分に、
ちょうど”ドラえもん”の
「四次元ポケット」の様な、
お金を入れる袋があり、
ここにお金を放り込んで、
金銭のやり取りをしていました。
この袋のコトを、職人さん達は、
「どんぶり」と呼んでいました。
この中から手探りで無造作に、
オツリを出したりしたことから、
「どんぶり勘定」と、
言う言葉ができたようです。
ちょっと前まで、
八百屋さんなど商売をする人は、
天井にザル籠を吊るしたり、
バカボンパパの様に、
腹巻きをして店に出て、
そこに、売上金や、
お釣りを出し入れする
大らかな光景がありました。
思っていたより、お金が入ってなくて、
オツリが足りない!、ナンテ事から、
「どんぶり勘定」は、
大雑把な金勘定の意味として、
使われています。
また、お相撲さんの給料を、
丼で払ったコトから、
そう言われている説もあるそうです。