試験に出ない!-2499


外人さんの間でも、
 日本の丼、とくに牛丼は大人気!。

柔らかい牛肉と、
 牛丼の甘辛いつゆが染み込んだ、
  ご飯が美味しいと好評で、
  
 外人さんが「大盛り」、「ツユだく」
  なンて、辿々しい日本語で、
   店員に注文してるのを見ると、
    親近感が沸きますね!。

もともと、牛鍋を食べた残り汁を、
 ご飯にかけた丼めしが、
  牛丼の元祖と言われ、
  
 肉汁の旨味と、玉ねぎの甘さが、
  絶妙に熟成された汁が、
   ご飯に染込み、親しまれてきました。




日本人は、お米を食べないと、
 どうも力が出ない!。

とくに”ガテン系”の肉体労働者や、
 サラリーマン達は、
  ゆっくり食べている暇がないので、
   短時間で手軽に食べられる、
    どんぶり物が最適!。

さらに、朝の通勤途中の忙しい時、
 少しでも時間短縮するため、
  牛丼のつゆを多めに入れてもらって、
   かき込んでいたのが、
    常連客の間に広まり、
   
 ”つゆをたくさん”入れる、
  「つゆだく」と、
    呼ばれるようになりました。

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逆に、じっくり味わいたい人は、
 汁を少なめに指定する事を、
  「つゆ抜き」と言うそうです。


でも、これって店側では、
 どういう風に、汁の量を、
  調整しているンでしょうか?。

同じ値段で、汁だけ多いと言う事は、
 それだけコストが掛かる。

牛丼だけに、
 「どんぶり勘定」なンですかね?。



緻密に計画を立てず、全体を把握しないで、
 「大体この位あれば足りるかな?」という、
   
 無計画で進めるコトを、
 「どんぶり勘定」と言いますが、

 実は、この「どんぶり」とは、
  器の「丼(どんぶり)」の、
   コトでは無いそうです。




昔の商人や職人さんは、胴巻きという、
 腹巻きのような集金袋や、
  前掛けのお腹の部分に、
   
 ちょうど”ドラえもん”の
  「四次元ポケット」の様な、
    お金を入れる袋があり、

  ここにお金を放り込んで、
   金銭のやり取りをしていました。

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この袋のコトを、職人さん達は、
 「どんぶり」と呼んでいました。

この中から手探りで無造作に、
 オツリを出したりしたことから、
 「どんぶり勘定」と、
   言う言葉ができたようです。




ちょっと前まで、
 八百屋さんなど商売をする人は、
  天井にザル籠を吊るしたり、

 バカボンパパの様に、
  腹巻きをして店に出て、
   そこに、売上金や、
    お釣りを出し入れする 
     大らかな光景がありました。

思っていたより、お金が入ってなくて、
 オツリが足りない!、ナンテ事から、
  「どんぶり勘定」は、
   大雑把な金勘定の意味として、
    使われています。

また、お相撲さんの給料を、
 丼で払ったコトから、
  そう言われている説もあるそうです。