トヨタ・プリウスの、
 ブレーキの不具合問題から、
  アメリカ議会の正式招致を受け、、
   トヨタ社社長の公聴会への出席が決まった様です。

当初は、軽微なものと判断して、
 トヨタ側もリコールせず、
  対処しようとした行動が、
   ユーザーの不信を招いたのでしょうか。

対応の不備に、トヨタにも非があるとしても、
 アメリカ側も、トヨタを叩く事によって、
  雇用に影響が出ることは必至で、
   トヨタが1日でも早く、改善策を提示して、
    円満解決することが望ましい。

これは、以前からの、日の丸に火をつけて燃やしたり、
 日本車を、ハンマーで叩き潰すといった、
  ジャパン・バッシングとは形が違い、
   ひと筋縄では解決しない問題です。

やはり庶民は、
 安くて燃費のいい優秀な車が欲しいし、
  仕事も欲しい。

1980年代に作られた映画に、
 そンな事を題材にした作品がありました。

ガン・ホー [DVD]/マイケル・キートン,ゲディ・ワタナベ,ジョージ・ウェント

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『ガン・ホー 突撃!ニッポン株式会社』

かつては自動車産業で栄えた、
 アメリカの地方都市も、不況の波を受けた為、
  住民の雇用を支えていた自動車工場が、
   突然、閉鎖してしまう。

失業者が急増し、
 起死回生の苦肉の策として、
  バブルの絶頂期だった、
   日本の自動車工場を町に誘致しようと、
    奮い立ったハンク(マイケル・キートン)は、
     日本へ出向き、直接交渉へ挑むものの、
      異国の文化に戸惑うばかり。

大見得を切って、町の期待を背負った手前、
 悪縁苦闘の際に、何とか自動車会社の大手、
 「圧惨(アッサン)自動車」の誘致に成功する。

大手企業の参入に喜ぶ町の人々は、
 日本の社員達を熱烈歓迎するも、
  その文化の違いと、異常な勤勉さに、
   こンなハズじゃなかったと戸惑いを示す。

朝の始業前は、ラジオ体操、
 休憩時間の管理や、過酷な作業内容を強いられ、
  「俺たちは、俺たちのやり方で車を作っていた」
    と言う仲間と経営陣との、
     板挟みになったハンクは、
      1つの無謀とも言える、
       大きな賭けに出る・・。

後に、「バットマン」役でヒーローを演じる、
 マイケル・キートンが主役で、

圧惨自動車の重役を演じるのは、
 「ハングマン」や、時代劇の大御所を勤めた、
   日本の重鎮、故・「山村聰」。

前半でハンク役の、マイケル・キートンが、
 カプセルホテルや、回転寿しに戸惑うシーンは、
  実際に秋葉原や浅草で撮影したそうです。

日米摩擦が色濃い時代の作品でしたが、
 良いものを作ろうとする心が通い合う、
  面白い映画でした。