今月の11日から、登山中に行方不明となり、
安否が気遣われていた人気漫画、
臼井儀人（うすいよしと）さん（５１）の遺体が、
群馬・長野県境の荒船山山中で発見された。
遺品のデジタルカメラの解析から、
臼井さんは崖下を撮影中に、
誤って転落し、死亡したものとみられ、
臼井さんの突然の死に、
人気マンガ「クレヨンしんちゃん」のファンを始め、
スタッフ、出版関係者は、
ショックと悲しみに包まれた・・。
その国民的、人気アニメ、
「クレヨンしんちゃん」の名作映画、
「嵐を呼ぶアッパレ！戦国大合戦」の実写版！
「BALLAD 名もなき恋のうた」。
無気力で、何事にも煮え切らない小学生の真一は、
毎晩、お姫様が、湖の畔でお祈りするという、
不思議な夢を見る。
その後、”川上の大クヌギ”という、
樹齢400年を超える巨木の元で、
意識を失った真一は、
突如、戦国時代にタイムスリップし、
ひょんな事から、又兵衛（草薙剛）の命を救う。
監督は、ハリウッドも唸らす、
派手なギミックを多用したSF、「リターナー」や、
あの『ALWAYS 三丁目の夕日』で、
観客を昭和時代にタイムトリップさせた、
山崎 貴 監督。
でも、何故ここで、
爺臭い時代劇を取り上げるのか？。
しかも、なぜ「クレヨンしんちゃん」なのか？。
監督はハリウッドの「ラストサムライ」で、
海外のスタッフが、日本の時代劇を、
しっかり作り込んでいるのを見て、
「やっぱり、時代劇は日本人が撮らないと！」
そして、やるからには、
子供達にも共感持てるストーリーにしないと・・。
そこで、オトナが泣けるという、
ギャグアニメの概念を覆した、
「嵐を呼ぶアッパレ！戦国大合戦」に、
白羽の矢が立てられた。
「戦国自衛隊」では、74式戦車が、
「BALLAD」では、ランドクルーザーが、
戦場を駆け巡る。
樹木や、草など、何気ないシーンで、
本物そっくりのCGが使われ、
合戦シーンも、デジタルエキストラや、
VFXを多用して、リアルで迫力のあるものに、
仕上がっています。
あの夕日のシーンは、キレイだったな～。
出演は、草なぎ剛、新垣結衣、
中村敦夫、筒井道隆、大沢たかお。
草なぎ君とは、『任侠ヘルパー』で共演した、
夏川結衣の「結衣＆結衣」。
真一役は、
『ぼくとママの黄色い自転車』の武井証。
また、ホームビデオ風に撮影された、
宴会シーンや、城内で生活する人々の日常を、
エンドロールで流すなど、
「三丁目」のホノボのした雰囲気があって、
結構楽しめました。
海外でも多くの人に愛され、
これほど良質な作品の原作を残した、
臼井儀人さん、残念でなりません。
ご冥福をお祈り致します・・。
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