4月の末に発生した新型インフルエンザも、
一部の地域では感染者の数も減り、
収束に向かっているようですが、
まだまだ世界的にも、日本国内でも、
感染者の拡大が広がっているので、
引き続き、うがい手洗い、
感染予防に努めて行きたいモノです。
さて、インフルエンザに限らず、
伝染病や疫病の風評被害には、
医学に未知なるが故、
古来から多大な悲劇を生みました。
大昔、中国で疫病が猛威を振るい、
たった1人の旅人が持って来た伝染病で、
全滅する村や集落が多かったことから、
よそ者を極度に警戒していました。
とは言っても、
好奇心旺盛な子供たちは、
見知らぬ土地からの来訪者に、興味津々。
旅人が、子供に声をかけ、
お菓子でもあげようものなら、
村は、悪い伝染病がうつると、
蜂の巣を突ついた様な大騒ぎ!。
残酷にも、お菓子を受け取った子供の、
両腕を切り落とし、
旅人の首も刎ねてしまった。
「了」という字は、
この両手をもがれた子供に由来する、
象形文字で、長く続いた疫病を、
終わらせるという意味で、
「終了」とか、何かに”けり”をつける、
物事の終わりを表す漢字になりました。
残酷で怖い話ですが、この説には、
都市伝説っぽい感じもあり、
もっとも、「了」に「一」を加え、
一つの命が終わって、また、
一から新しい人生が始まる、
と言う意味で「子」になった、
という説もあり、
どっちが正しいかは、貴方次第!。
本当は怖ろしい漢字/小林 朝夫
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