平成10年(1998年)当時、
 夏休みに入ったばかりの和歌山県、
  園部の閑静な住宅街で、
   地元自治会が開く、
    ささやかな「夏祭り」が行われ、
    
住民が作ったカレーの中に、
 何者かによって猛毒のヒ素が混入され、
  まだ幼い、小学4年生の男の子を含む、
   4人が死亡、64人が中毒症状を訴えた、
    和歌山の毒物カレー事件。

先ほど、事件に関与したとされている、
 林真須美被告に、死刑判決が言い渡され、
  事件発生から、約10年9カ月が経過し、
   林被告の死刑が確定しました。

この事件で使われ、
 大勢の犠牲者を出した薬物は、
  「亜ヒ酸」と呼ばれる、
    ヒ素化合物で、

成人に対する致死量は、約0,2グラム。

その毒性の高さから、
 中世ヨーロッパや、中国での、
  暗殺に使われていた毒物です。

ヒ素は、地球に生命体が誕生する以前から、
 地中に含まれ、火山や噴火などで、
  地上に出たマグマに含まれたヒ素が、
   雨風に流され、海水へ溜まり続けます。

その中の亜ヒ酸の量は、
 海水1トン中、0.003グラム以下ですが、
  海中で生活する海洋生物、
   特に、昆布やワカメ、ヒジキと言った、
    日本人が好む海草類の多くに、
     高濃度のヒ素が蓄積されているンだとか・・。

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(増えるワカメ)

かなり、ショックな話ですが、
 人類が誕生する以前から、
  毒性の強い海洋に生息する生物には、
   ヒ素を代謝し、無毒にする機能が備わっています。


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亜砒酸を酸化して、
 亜ヒ酸とは異なる「ヒ素糖」や「ヒ酸」に変え、
  さらに炭素と結びつけた、
   毒性の低い「有機ヒ素化合物」にします。

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実は、人間の肝臓にも。
 この機能があり、毎日食べる昆布や、ワカメ、
  ヒジキに含まれる程度の量なら、
   何ら問題ありませんし、
    食べても吸収されないで、排出されます。

むしろ、海藻類に含まれる、
 ミネラル、カルシュウム、鉄分、
  マグネシュウムを取り入れる為、
   毎日食べた方が健康にも良いンです。




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