![true-1382](https://stat.ameba.jp/user_images/e0/88/10137490246_s.jpg?caw=800)
靴をヒト様へ向けて投げつけるのは、
たいへん失礼な行為ですが、
コト、大相撲の取り組みにおいて、
格下の力士が、横綱に土をつけた瞬間、
座布団を土俵へ向け投げる行為は、
この大快挙を祝う観客から送られる、
ご祝儀の様なモノです。
本来、重さ1kgある座布団を、
土俵へ向けて投げることは、
お相撲さんや、行司さん、
砂かぶりに座るお客さんに当たり、
怪我をする危険性があり、
館内では禁止されている行為です。
なぜ、この様な座布団の舞が、
伝統として受け継がれて来たのかと言いますと、
昔は、贔屓(ひいき)にしていた力士が、
勝ち星をあげた時、ご祝儀をあげる目的で、
観客が着ていた羽織などを投げ入れ、
それを拾い上げた力士が、
後でお客さんに羽織を返す際に、
ご祝儀をもらうという習慣があったそうです。
![true-1381](https://stat.ameba.jp/user_images/5b/12/10137489503_s.jpg?caw=800)
その後、取り組みに「懸賞金」が掛けられる様になってから、
ご祝儀に羽織を投げる名残として、
座布団を投げ入れる様になったそうです。
照明器具や機材に当たって、
火災や大怪我をする危険性があるので、
館内放送で、座布団を投げない様に注意を促しても、
投げるお客さんが後を立たないので、
ついに、昨年(2008年)の、九州場所から、
事故防止の為、4人用のマス席に、
長方形の2人用座布団を2枚導入し、
さらにその2枚をおのおの紐で結んで、
土俵へ投入出来ない状態にされているそうです。
華々しい座布団の舞いは、
テレビに映えるので、
無くなってほしくないンですが、
安全面を考えると・・。
野球のジェット風船みたいなモノは、
掃除が大変そうだし・・。