初雪や、二の字二の字の下駄の跡・・。
下駄を履くと、「二の字」の足跡が着く事や、
下駄のサイズには、「7寸7分」など、
縁起の良い「7」の数字がよく使われる理由から、
全国木製はきもの業組合連合会が、
古き良き、日本古来の下駄の良さを、
広めようとして、7月22日を、
「下駄の日」と定めたそうです。
高尾山の天狗でも有名な、一本歯の下駄。
実は、平安時代の頃は、
この一本歯の高下駄が主流で、
山道を登り降りして修行する山伏たちには、
一本の高下駄の方が、足を取られなくて、
重宝していたそうです。
江戸時代になりますと、
平地を歩いたり、五右衛門風呂などの、
鉄鍋のお風呂に入る際、便利と言う事で、
庶民の間にも広まりました。
相撲や柔道、ことに囲碁などの勝負の世界では、
投了するまでは、どんなに劣勢でも、
「下駄を履くまで解らない!」
という言葉がモノを言います。
広島Vs近鉄戦の、「江夏の21球」の様に、
ノーアウト満塁で、勝負あったと思い、
負けたと思って帰ろうと下駄を履きかけたけど、
守護神江夏が抑えて、日本シリーズを征した!。
逆に、3連勝して勝ったと思って、4戦目も楽勝で、
帰ろうとして下駄を履きかけたら、
西武に4連敗したって言う情けない結果も、
「下駄を履くまで解らない」
っていう教訓ですね!。