三月といえば、卒業式のシーズンです。

今年は暖冬で、卒業式に、
桜を見る事になるかもしれません。

最近の学校では、学ランよりも、
ブレザーの制服が多く、
学校を去って行く、先輩や、
同級生の学生服の第2ボタンをもらう
恒例の風習も、校章や、
ネクタイに変わっているとか・・。

学校指定の(不良は改造していた)
学生服には、五つのボタンがあり、
それぞれに意味があるそうです。

上から一つ目が『自分』、
2つ目は『大事な人』、3つ目は『友達』、
4つ目は『家族』、5つ目は『その他の人たち』。

卒業式に制服の第2ボタンを、
好きな人にあげる様になった理由は、
『大事な人』という意味と、
位置的に心臓に近いので、
『学校が変わっても、心はいっしょ』
という意味が合わさって、
広まっていった説が有力だそうです。

また、作家、武田泰淳の小説の中に、
この風習に由来するものがあるそうです。

戦時中に兄を失った、その弟が、
特攻隊に志願して、戦地へ赴く時、
予科練の7つボタンのうち、
心臓に近い第2ボタンを、
密かに思いを寄せていた兄嫁に、
自分の形見として送ったという、
内容の小説があったそうです。

たまたまその小説を読み、
その話に感動した教師が、
教室で、生徒達に話したところ、
その年の卒業式で、
第2ボタンをやりとりする様になり、
全国の学校へ広まって行ったという、
説もあります。

たしかに、予科練の7つボタンは、
格好が良く、学生の憧れでしたからネ!。

もう、何10年も経つと、
只のガラクタにナっちゃうのかナ?。