♪つれてェ~逃げてヨォ~
  ついてェ~おいでェ~ヨォ~
    (中略)
  やじりのォ~わ~た~しィ~!。

古来、飛び道具と言えば弓矢。

大昔、動物の骨やツノ、
黒曜石を削ったモノを、
木や竹など先端に嵌め込んで、
武器として使用していました。

ところでナゼ、先端部分なのに、
矢尻というのでしょう?。

手始めに、何か行うコトを、
 矢先と言いますが、矢尻とは?・・。

先日観た映画の『墨攻』や、
諸葛孔明の逸話にも有りましたが、
当時の弓矢は、使い回しが多く、
再利用されるコトを前提に作られていました。

蜀の国に軍師として迎えられた、
諸葛孔明が、手みやげに、
1000本の矢を、たった独りで、
しかも、一夜にして作って見せると言い出す。

張りぼての船を曹操軍の潜む川に浮かべ、
挑発するように蜀の旗を掲げる。

曹操軍の猛攻撃をうけるも、
労せずして、敵軍の矢を仕入れた。

その事から察するに、
弓矢が的に刺さった状態で、
矢を引く抜く時、
矢の先端が、田んぼの稲穂の如く、
刺さった方が根っこに見えたので、
矢の尻と言うようになったのでは?。

この説には、確証がナイんですが、
言われて見ればそうかな・・。

矢も、何回か使っているウチに、
先端が潰れてしまうので、
矢を擦って先端を鋭くする道具を、
「ヤスリ」と言うンですネ!。