昔、食材や、日用品を作る工程を、
工場見学感覚で公開する、
テレビ番組がありましたが、
コレが実に面白かったンです。

今でも、日テレの『黒バラ』で、
「カニかまぼこ」や、「ナルト」といった、
普段は見ることの無い、メカニカルな、
練り物を作る機械や工程を、
お茶の間に披露してします。
(最近、あまりヤッてないかな?)

日常生活で、よく目にする、
トイレットペーパーや、石鹸といった製品も、
普段、どうやって作っているのか、
想像もしたコトもありません。

コスト削減や、徹底的な合理化を、
押し進めるべく改良された驚くべき工程管理。

「輪ゴム」も、その一つです。

輪ゴムは、1845年に書類や手紙を束ねる為に、
イギリス人の「S・ペリー」という人が考案しました。

日本で作られるようになったのは、大正時代の頃。

当時は、自転車のチューブを薄く切っていましたが、
やがて、食品にも使われる様になってから、
衛生上問題があるコトから、
アメゴムを金型で押し出し、
成形された筒状のモノを、包丁で切るように、
トントン、文字通り輪切りにして作る様になりました。

「輪ゴム」の正式名称は「ゴムバンド」。

輪ゴムと言っても、侮るなかれ、
ウオークマンのモーターベルトや、
オモチャの動力にも使われたりして、
今や、材質や強度も改良されて、
様々な場所で使われています。

戦後、強くなったのは、
女性とパンツのゴム・・
モトイ・・輪ゴムですネ!。