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今日は午後から良い天気でした。

ずっとお天気が悪かったので、この週末、
ドライブを楽しんだ人も多いコトでしょう。

ちょっと遠出をする時、
カーナビが有ると便利ですね。

昔は、運転中に地図を見るのも一苦労。

助手席に座る人は、
馴れない地図と格闘しながら道案内。
(車酔いしそう!)

運転席の隣は助手席と言いますが、
いつも隣に人が乗っているとは限りません。

「助手席」という言葉が使われだしたのは、
日本でタクシーが営業し始めた、
大正時代の頃だそうです。

交通手段は、まだ人力車が主流な当時、
上流階級でも、よっぽどのお金持ち以外、
自家用車を所有している所は少なく、
タクシー自体が、大変珍しく、
また、庶民には高嶺の花でした。

もちろん、国産車など無い時代ですから、
当時のタクシーは、日本人の体型に合わない、
車高の高い輸入外車が導入されていました。

なので、着物姿で乗り降りする、
お客さんには、手助けが必要でした。

その手助けをする人「助手さん」が、
運転手とともにもう一人、
いつも運転席の横に座っていて、
ドアの開け閉め、乗り降りといった、
乗客の手助けや、狭い道に入った、
タクシーの方向転換を、
誘導する業務を行っていました。

そしていつの間にか「助手さん」が、
常に座っている席と言うコトで、
「助手席」と呼ばれるように なりました。


そして、時代が進み、昭和に入って、
タクシー利用者が増えるようになりますと、
人件費も嵩むので、「助手さん」を
同乗させる会社はなくなりましたが、
後に「助手席」の言葉だけが定着して、
現在の一般車両でも、この言葉が
使われるようになったンです。

そう言えば昔のバスには、
首から大きなガマ口をぶらさげた、
車掌さんが乗っていましたネ!。

あの頃は、女性の車掌さんが、
運賃を集金したり、
道案内や世間話をしたりして、
乗客を和ませていました。

今の時代は、「ワンマン」になり、
この間、事故が起きた『ゆりかもめ』も、
無人でも運行できる時代になりました。

ちょっと不安・・。