理枝さん卒業の衝撃 | アントニオ(教授)のブログ

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私の及川光博ファンクラブの会員証はブラック、つまり会員になってまだ20年に達していないので、私が及川光博ワンマンショーに通い出したときには既に理枝さんはそこにいらっしゃいました。当初、時に妖艶な絡みを魅せる、単なるダンサー・コーラスの枠を超えた女性が常にステージに帯同していることを、(男である私でさえミッチーに嫉妬するのに)女性のべイベーの皆さんはどう思っていらっしゃるのだろう、と思ったこともあったのですが、そんなことは杞憂でした。時に妖艶、時に艶っぽく、でも時にひょうきん(死語?)で、時に男らしい、そんな理枝さんがワンマンショーに欠かせない存在であり、ベイベーの皆さんに愛されていることはすぐに分かりました。

いつの間にか、チケットが届いて右側だったら「あー、今回はアラケン側だぁー」と嘆き(笑)、左側だったら「やったー、理枝さん側だー」と歓喜するようになりました。

そんな理枝さんが、今日の「及川光博ワンマンショーツアー GROOVE CIRCUS」最終日をもって卒業されることが発表されました。

何か変だなぁ、とは思っていたんです。ファンタスティックスのメンバー紹介の時、最初そこに理枝さんがいなかったり、ミッチーがMCでやたらと「人はみんないずれ死ぬんだから」と繰り返したり。ただまさか、理枝さんが次のライブからはもうそこにいなくなる、今日がそこにいる最後となるなんてことは予想だにしませんでした。

ミッチーが「ではここで理枝さんから一言」と振ったとき、「まさか」という思いがよぎりましたが、「いやそれはないだろう」と脳内否定しました。おそらく全ベイベーが同じではなかったかと思います。その後に理枝さんの口から直接卒業の言葉が出てきても、どこかのタイミングで、いつものようにいたずらっぽく「嘘でーす」と言ってくれることを信じて疑いませんでした。いや、今でも、明日になったらツイッター等で「嘘でしたー」と言ってくれるのではないか、と思っている自分がいます。

どうやら本当らしいと分かったとき、自分でも驚いたのですが、涙が出てきました。推しの卒業発表の時でさえ泣いたことはなかったのに(卒業の時は泣きました、念のため)。隣の妻も涙ぐんでいたそうです。会場の、おそらく9割5分は女性のベイベーの皆さんと思われる会場のあちこちからも、すすり泣きの声が聞こえてきました。卒業発表の日と卒業の日が同時にやってきて、次のステージからもうそこに理枝さんがいないという現実が分かってくるにつれ、どうしようもない虚無感に襲われ、仙台での最終日を迎えられずにこの日ゲスト出演でリベンジを果たしたくわっちの登場の感激も(申し訳ないですが)どこかに行ってしまいました。

最後の、ミッチー渾身の「愛してます!」は、きっとベイベーの皆さんにだけでなく理枝さんに向けたメッセージでもあったのではないかと思います。

願わくば、最後にS.D.R.が聴きたかった観たかったと。。。

本当に、本当に残念でなりませんが、理枝さんのこれからの人生に大きな幸あれ、と、心からお祈り致します。声が出せず、声の代わりのコミュニケーションツール、「光るタンバリン」を思いっきり振りましたが、気持ちは伝わったでしょうか?

これまで25年間、本当にありがとうございました!!