OverlandVerdeのブログ

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海外在住のセラピストです

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最近、「与えることと受けることの調和」や、「周りとの分かち合い関係」といったテーマが、私の前に現れることが多くなってきました。

 

現在、世界中で外出禁止・自粛や隔離の対策が行われていて、多くの経済活動が停止し、人と直接関わりあうことが困難になっていますが、今こう言った状況に陥っているのは、今までの間違った経済システムや、人との関わり合いの大切さについて見直す必要があることに気づくためだ、と感じています。

 

今の危機的な状況の中で、周りで飛び交う情報に影響されず、何が真実かということを自分で見極めるために、表に出て来ない様々な情報を収集したり、分析したり、ということも重要ですが、そればかりに集中してしまうと、ここで「この状況から自分は何を学ぶべきか?」、「この経験を通して自分はどのように進化していくべきか?」という、もっと大切なことを忘れてしまいがちです。

 

「今の状況は、その経験を通して学び、変化し進化するための絶好のチャンスなのだ」ととらえることで、一見不利に見えることを利用して、それに意味や役割を与え、自分で有意義なものに変換させることにつながります(それは、先日のブログで記述したフチャミクイの内容にもつながります)。

 

現在の経済システムでは、大企業や一部の大富豪たちにお金が集中するような仕組みが出来上がっていて、経済活動を行うために必要なお金が、ごく一部の人たちに集中し、貧富の差が大きくなり、「与えることと受けること」の調和が崩れていると思います。

 

そして、個人の供給者・生産者(与える人)と消費者(受け取る人)がつながり合い、直接やり取りを行い、お互いの合意の下で、それぞれの必要性を満たすということが困難な世の中になっています。お金のない人たちは、生活に必要のものが入手できません。また、供給できる資源、能力、技術、知識を有している人たちが、大企業にそれらを提供する場を奪われたり、少ない収入のために生活困難だったり、失業したりしています。

 

資源(物質的なもの以外の、サービス等も含める)を提供できる人たちがいるのに、それらを提供する場がない一方で、それらの資源を必要としているのに、お金がないから入手できない人たちがいる。それは、本当におかしなことだと思います。

 

また、お金を持っている人たちが、本当は必要ではないものをどんどん消費して、無駄にして、使い捨てにしています。一方で、最低限の資源を本当に必要としているたちが、それを受け取ることが出来ない状況を作り出しています。また、自然資源を必要以上に搾取することで、生態系のバランスが崩れ、地球と人間との関係が悪化しているということも問題です。

 

しかし、ある資源を必要としている人(消費者、受け取る人)は、それ以外に自分が提供できる別の資源を持っている人(供給者・生産者、与える人)でもあるはずです。私たちは、それぞれ提供できる何かしらの資源を持っています。提供する資源は、物質的なものだけではなく、能力、技術、知識などあらゆる可能性があります。

 

そういった資源の交換(与えることと受けること)を、私たちはお金を介して行いますが、そのお金が一部の人たちだけに集中してしまっていて、バランスよくお金が循環していないという状況です。現在多くの経済活動が停止してしまっていますので、それは更にひどくなっていくでしょう。

 

それでは、お金を必要とせずに、お金を介さずに、経済活動を行うことはできないでしょうか?

 

それは不可能ではないはずです。だって、皆が供給者(与える人)であり、消費者(受け取る人)なのですから、お互いに直接やり取りを行い、合意に至れば、それは可能だと思います。お金を介さずに、お互いに必要な物資やサービスを交換することは可能なはずです。昔はそういったことが世界中で行われていました。

 

これからの時代をポジティブな視線で迎えるためには、そういった可能性に目を向けて、実際に試していくことが大切ではないかと思います。今すぐにはそれは環境が整っていないし、同じような考えを持った人が周りにいなければ、難しいと思いますが、こういったことを話題にしていくことで、少しずつでも広がっていくのではないでしょうか?

 

。。。と思って私もここに書いている次第ですが、最近始めたことがあります。まだ始めたばかりで、周りにも仲間がいないのですが、お金を介さずに経済活動を行っているグローバルなグループがあることを知り、参加することにしました。こういったシステムがすぐには普及しないかもしれませんが、経済活動についてのパラダイムをシフトさせていくためにも、今から慣れていきたいし、広げるために少しでも貢献できたらと思います。

 

以上、読んでいただきましてありがとうございました。