前回記事で狭小3F住宅で屋上を検討している方向けに土地によって屋上付けれるか、屋上の大きさも決まってしまうとお話しさせていただきましたが、今日はその続きとして、土地をもう契約してしまって思い描いた屋上プランが難しいとなってしまった方向けにお話しさせてもらいます。

まずは、高度制限で棟屋が建てれないというケースについてですが、いくつか解決策があります。

まず、大切なことは実際に高度制限ギリギリで棟屋を建てようとすると、どれくらいの高さになるのかということです。

例えば屋根裏収納と同じ1400mmの高さならなんとか建てられるというのであれば、1000mmぐらいの特注扉を付けて屋上へ出入り出来るようにするという手がとれます。
背をかがめて茶室に入るような感覚で屋上の出入りをするとイメージしていただけると良いかもしれません。
どうしても使い勝手は悪くなってしまいますが、それでも屋上が欲しいという方は検討してみてはいかがでしょうか?

また設計士さんに棟屋を建てるためには後何mm必要なのかを聞いてみることをオススメします。
あと20cmあれば建てられるという回答であった場合、1~3Fの部屋の高さを少しずつ低くしたり、最悪基礎の高さも少し低くするという手段をとることもできます。建物自体の高さを低くするとその分屋上面積を広くすることもできます。
ただ注意点として基礎高さを削ると長期優良住宅の保証条件から外れたり、床下浸水のリスクが上がったりするため設計士さんと相談してみて良く考えてください。

次にどんなに頑張っても人が通れるような棟屋建てられないという場合ですが、
棟屋を立てずにハッチを付けるという手があります。

https://www.kkryoko.co.jp/products/toplight/03_03.html


ハッチの場合だと棟屋のような高さの空る部屋がいらないので高度制限クリアできる可能性高いです。

マンションやビルなどに採用される点検口もっと安いハッチもありますが、↑の商品だとハッチの開け閉めを階段下のレバーで操作出来るため、利便性高くオススメだと思います。
外からはおそらく手動で閉めれるようになっていると思うのですが、採用検討される際はメーカーさんへ使い勝手等問い合わせしてみてください。

他にもベランダから外階段付けるという手もあるのですが、大きなベランダが必要になってくるため上手くスペース確保出来そうなら採用してみてもいいかもしれません。

今回紹介した方法はどれもハウスメーカーさんによっては出来ない場合があります。特に独自の製法で建てられる大手メーカーさんだと断られる可能性高いので出来るかどうかは担当の方に聞いてみてください。どうしても屋上欲しいなら、屋上が作れるメーカーや工務店、設計事務所を探してそこに決めるというやり方もありかもしれませんね。

最後に、使い勝手やメンテナンス性から見れば普通に人が立って出入り出来る棟屋を作ることが一番です。
もしかしたら頑張って屋上に上がる手段を作っても、そもそもの屋上自体が凄く狭い可能性も考えられます。屋上を付けるためにお金を沢山かけたのに、屋上は狭いし出入りもしにくいしと感じてしまうと大きな後悔ポイントになってしまいます。

ご自身の中で最低限必要な屋上の広さを決めた上で、作るコストと使い勝手から採用するかどうか考えてみてください。そうなれば屋上は辞めて広いバルコニーを作ろうという結論になるかもしれません。

ただ屋上を諦めるよりかは、ここまで考えて辞めるとでは、気持ちも全然違ってくるかと思いますので、是非検討してみていただければと思います。