その日は突然 | 夜明けのドロップスのブログ

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母が湯島天神に梅を見に行きたい

いちご狩りに行きたい

温泉に行きたい


この一年どこに誘っても花は飽きるほど見たから行かないと言ってたのに


まずは梅ね


先日より咲いてました











懐かしい昭和の歌


席の空きが無かったので無理かなと思いましたが


珍しく立ったまま遠くを見つめるように口を動かしてました










お刺身以外はペロリ




どじょうと知らせず

お皿によそって渡すと

美味しいとモリモリ






いちご狩りはショートステイから戻ったらね


温泉は暖かくなってから

4月に長女次女ひ孫っちたちと行くことに



23日ショートステイに行く朝

ヘルパーさんのはお話だと

お迎えに行ったら自分で支度をしていたそうです




24日次女が発熱したので孫っち2人を預かり東武動物公園へ向かっていたら


ショートステイ先から電話


昨晩血圧が低く

気持ち悪いと言っていたのですが

今朝も血圧が低いままなので病院で診てもらった方がいいかと


ええ〜退院から1ヶ月半なのに

また腎嚢砲かな〜


迎えに行って病院へ


やはりパンパンに腫れているそうです


でも何だか意思疎通が悪いんですけどと言うと


脳と心臓も調べてみましょう


心筋梗塞を起こしているとのこと


説明を受けている間に心肺停止


強いくすりを使い処置をしているとのこと


年齢が年齢ですしもう後数時間かと思います



また動き出しました


やっぱり不死身かもしれません

コロナ肺炎からも復活

誤嚥性肺炎からも復活したので


そうなんですね




私の精一杯はこれしかできない

絶対後悔すると思いながらも毎日を送り



朝昼晩の食事

デイサービスのお迎え

2ヶ月に一回4箇所の病院


たったこれだけだったのに



娘の手伝いもしたいジレンマ

母に甘やかし過ぎじゃ無いって言われと


私はお母さんと違う娘の手伝いをしたいのよと心で思い腹を立てたり



だけど考えたら

母はちっとも手が掛からないのです


血管性認知症は

ストレスが無ければゆっくり進み


徘徊も無く

お金を取られたとか

ヒステリックになる事もなく


まあお取り寄せは一時期凄かった

電話を受けると何でも買っちゃう


家に居れば一日中ベットでテレビを見ています


愉快なおぼけちゃんだったのに


楽しいおぼけちゃんぶりだったのに


ベットの下に食べた後のお皿があったり

下箱に鍵が入っていたり

デイサービスに着ていく洋服を前日用意しても隠して自分で選んで着て行ったり


お父さんに買って貰った財布が無いのよ〜と言われて部屋中探しても見つかりません


ある日あったとも言わず普通に前からあるようにバックから出していた事も



笑えることばかり


なのに


一年二年三年四年五年と月日が経つと

あとどれくらいこの生活が続くのな〜思ったりして




孫っち2人を抱えて病院での一日は

心の支えでした



3月24日20時55分でした



ショートステイの前の日もコップ一杯の日本酒を置いて孫の所へ

帰りに寄ったら瓶ビール一本飲んでました


飲んだの〜夜中トイレに起きてヨボヨボしてるんだから転んだら危ないじゃ無い


ビールの1本や2本で転ばないわよ


たく〜ぅ



不思議なんですが

最後の1週間は私が帰る時玄関まで見送りに出てくれた母です手まで振っちゃって


いつもなら明日は来なくていいから〜と部屋から言うだけででした


この1週間は

じゃあ明日ねと言うと

明日ねって



父を尊敬し一緒に仕事を頑張りました

孫たちに惜しみなくお小遣いをくれたり


初めて携帯を手にした時の嬉しそうな顔


後悔先に立たず


優しく無い娘のでした


ごめんね







久しぶりに履いた靴

あらら

ひび割れました



日頃から言っていた遺言ぽいこと


お香典は無し

皆んなで美味しいもの食べてね


ダーリン(お父さん)と一緒のお墓に焼いてから入れてね



お父さんと会えたかな




今更泣いても後悔しても遅いね