先日、ドイツ系ディスカウントスーパーのリドルが日本週間を開催したが、そこで売られているものは日本では見たことがないものもかなりある、という趣旨のブログをアップしたが、その続きである。



まず寿司用のマヨネーズ。日本では標準のお寿司にはマヨネーズは使わないので、こういうのは見たことがなかったが、このマヨネーズ、食べてみると結構美味。実はイギリスで食べたマヨネーズの中では段違いに美味しかった。


イギリスのマヨネーズはコクも旨味も酸味もなくて、いつも呆然とする。とても食べられる代物ではないので、日本で買って帰ったり、割高だが日本のメーカーのをアジア系のスーパーなどで見かけるとそれを買ったりしてしのいできた。ところがこの寿司用マヨネーズにはコクと旨味がある。酸味は弱めだが代わりにマスタード風味が漂う。チキンナゲットやサラダにかけるととても美味しかった。なのでまたリドルに行ってもう2個このマヨネーズを買ってきた。しばらくマヨネーズ関係は安泰である。


同時にマヨネーズがこれだけ美味しいならば、同じメーカー(ヴィタジア vitasia)の他の食品も意外にイケるんでは?という希望から、ワサビ入りチーズを2種類買ってみた。






これはプロセスチーズにわさびを混ぜ込んだ味である。これはもちろん日本の食べ物ではないが、味的には十分食べられる。むしろビールやワインのつまみとしては秀逸なのではないだろうか。鼻にツンと来るほどではないが、しっかりワサビの味がする。




それからわさび入りソフトチーズ。



こっちはワサビはかなり控えめである。クラッカーにのせて食べたがワサビが隠し味で美味しかった。


ロンドンなどでは日本週間は好評をはくし、期間中リドルはこんでいたらしい。うちの方は、わたしが人混みを避けて夜間に行ったので混んではいなかった。でもどうかな、生粋の日本の食品ではないけど、食べてみるとかなり美味しい食品が売られているので、買った人は日本に対してポジティブなイメージを抱いたのではないかな。うちの方のイギリス人にとって日本は遥か彼方の国であり、実際に日本に来ることはほぼないので、生きている間に本物の日本食を味合うことはまずなくて、でもこういうなんちゃって日本食でも美味しいと思ってくれればいいのかも?と安易に妥協してしまったわたしである。


本当に好評だったら、半年ほどしたらまた日本週間をやるはず。次もまた寿司用マヨネーズは買うと思う。そのほか何を試そうかな。