BBC2で放映中のドラマ、「マリー・アントワネット」をオンデマンドみたいなので見始めたのだけど、




まだ第1話のさわりしか見てないが、早くも悲劇が待っていることを予想させる不吉なエピソードがいっぱいである。まだ14、5歳で遊びたいし、母が恋しい盛りなのに、たった1人親元を、祖国を離れて敵国へお嫁に行く。国境では旅の道連れだった愛犬は入国を拒否され、オーストリアへ突き返された。「ベルばら」では、この国境でオーストリアから持ってきたものは、ドレスから下着まで全部フランス製のものに着替えることになっていて、アントワネットは真っ裸にされたのだが、その辺の描写はなかった。そしてフランスの女官長はマナーにとても厳しい、甘えられない感じ…深まる孤立感…それにしてもオーストリア側のお付きがいないのはなぜだろう。そういうしきたりだったのか。皇女和宮が将軍家にお嫁入りした時はたくさんの京都の女官がついていたのにな、と気の毒に思う。


しかしながら、婚約者の王太子ルイ・オーギュスト(後のルイ16世)を見て、びっくり。同情は吹き飛んだ。



だってこんなスリムなイケメンが演じているんだもの。「ベルばら」だけでなく、他のフランス革命ドラマでも、ルイ16世は気弱なぽっちゃりさんと相場が決まっているのに、これはどうしたことだろう。これから2人がどうなるのか、俄然興味が出てきた。


特にルイ16世は、史実でもちょっと体に問題があって、そのためアントワネットは長いこと(2年ぐらいだったか)、孤閨を強いられるんである…その辺は割と最近の映画「マリー・アントワネット」でも描写されていたが、本作はどうなのかな。


それからルイ16世がこれだけイケメンなら、アントワネットが後に関係をフェルゼン伯はどんだけイケメンなんだろう…。意外に大したことなかったりしてね。