$ありんこの自然観察日記-スッポン

スッポン

いわずと知れたカメである。

以前、太田川でウナギを狙ってるときに、偶然 スッポンが釣れたことがある。

このカメは、平べったくてなんかカメらしくない

っていうか丸っこくないので、個人的にはあまりかわいくないのである。

しかも、臆病なのか凶暴なのかわからないが、噛み付いてくるのです。

釣れたとき針からはずすときにものすごく苦労した記憶があります。

力も強いので押さえてる手を振り解いて逃げようとして

危うく噛み付かれるところでした・・・

鼻がとんがってるので普通のカメとは見ただけで違いが判りますが

見つけてとしても触らない方が無難です。

スッポンを捕まえてる人の話を聞いたら、スッポンは水の中にいるときは常に川上の方を向いた状態で

いると言う話なので、捕まえるときは川下から探っていくということです。

また、石がごろごろした場所より沢の底が砂地の方がいる確立が高いらしいです。

スッポンは砂に潜っている状態でいることの方が多いらしいのですが

実際に私は水の中にいる所を見た事が無いので、真偽は定かではないです。

スッポンといえば日本の中のカメのなかでは、比較的食べられてる食材ですが

私はまだ食べたことがありません。

精力が付くらしいのですが、スッポンは専門店に行かないと置いてないことが多く

山の中にある郷土料理が食べられる料理屋さんでも、私自身は見たことがありません。

実際のところ美味しいのかなぁ・・・

薬膳料理として食べられてるのかも?

私は、カメを食べることに少しだけ抵抗があるので

実際、メニューに並んでても頼むかどうかは微妙です。

中国とかでは、スッポンに限らずカメは食材として扱われてるらしいのですが

なんか本で読んだことがあります。

日本でいえば小笠原諸島では、海ガメを食べる食文化があるらしいのですが

今は捕獲して食べてもいいのかはよく判りません。

アカウミガメとかアオウミガメとかは保護動物なのでしょうか?

地方によって違いがあるのかも?

聞いたところによると、四国ではウミガメの保護が進んでるらしいです。

私が住んでる広島には、ウミガメが卵を産みに上陸したという話を聞いたことが無いので

ウミガメは瀬戸内海には入ってこないのでしょうね。

そうそう ウミガメといえば愛知県にある名古屋港水族館がウミガメの保護に力を入れてると

聞いたことがあります。

私が以前名古屋に住んでいたときに、たしかできたばかりの名古屋港水族館に行って

ウミガメが卵から飼育されてるのを見ました。

ウミガメが卵を産むための人口の浜辺を水族館の中に作ってありました。

孵化して間が無いウミガメを見たとき、小さくて手のひらに乗るぐらいの大きさで

水族館の水槽の中を泳いでるのは、ただただかわいかったです。

こんなのがあんなに巨大なカメになるとは想像できないです。

話を戻すと、スッポンアカウミガメとかアオウミガメみたいにあまり巨大にならないみたいです。

私が釣ったやつも、すごく小さいので食べるには少しかわいそうなので逃がしましたが

友達に言わせると「もったいない」という話でした。

でも小さいやつは逃がさないとスッポンの数が少なくなってしまうような気がします。

瑞穂ハンザケ自然館に展示してあったスッポンを見てそう思ってしまいました。