AV Comparative 11月調査発表 | ネット犯罪者なんていらない

AV Comparative 11月調査発表

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11月27日にAV Comparativesが、
Retrospective/Proactive Testの結果を発表しました。


(PDF)

今回のテストはプロアクティブにおいて、どれだけの新しいマルウェアを検知できるか?
と、それが誤検知なのか?ということが主眼に置かれたテストです。
かみ砕いて言うならば「未知のウイルスを、どれだけ多く、間違いなく検知できるのか?」というものです。

今回、Adavanced+(最高評価)となったのは、16製品中、半分の8製品。
評価順に
G Data⇒Kaspersky⇒ESET(NOD)⇒F Secure⇒MicroSoft⇒BitDiffender⇒e scan
でした。

未知のウイルスは、パターンファイルではなく、ヒューリスティックや、挙動監視といった
技術を主に用いるため、どうしても誤検知が多くなる傾向にあります。
そのため、この技術についての検査という意味合いもあり、誤検知については、厳しくチェック
した結果と言えそうです。

ただ、誤検知の数値は、決して大きいものではないので、技術力をみるという観点からは
一度のテストではなく定点観測すると、各社の技術力を見ることができるかもしれません。

私感としては、プロアクティブ技術で、最も有名な言葉といえるヒューリスティックで有名な
ESET(NOD)が、検出率においてトップ3に入れなかった(60%以下)であったことが、
少し残念です。