11月9日10COLOR‘S を見に山口県まで行ってきた日記 | アンチッチのブログ

11月9日10COLOR‘S を見に山口県まで行ってきた日記

小倉のオープンスペース6時間500円の漫画喫茶に泊まる(?)というかまあ寝たりマンが読んだりネットしたりの疲れきる6時間を過ごす。途中宇野常寛のオールナイトニッポンを聞いていて、あまりにも孤独だったのでメール出したら読まれたw。からの朝7時20分に小倉駅前にゆき、すき家の200円卵かけご飯朝食を胃に入れる作業。ヲタ活が激しくなってからというもの、食というものに対して異常に執着がなくなり、餌を摂取するという感覚になりつつある。人間の感覚を失いながらネクストブレイクアイドルとレスに対してだけ神経を尖らせるという、アイドルを応援するということはまさにアンチ人間道。
そんな間違った道を一日一歩三日で三歩ならぬ一日5光年3日でビックバン膨張くらいのスピードで驀進している僕が11月9日に目指したのは、その道の途中で休む場所、そう道の駅。

「アクセルを踏み続けたっていつかは壁にぶつかって壊れてしまうんだよ。だったら自分でブレーキをかけたっていいじゃないか。たまには休んだって、いいじゃないか」
そんな自分言い訳メンヘラ女専用カス路上詩人的な文章が頭に浮かんだかどうかはわからぬが、どれ僕も道の途中で休んでやるかと思ってみたり。365分の364日休んでいると疲れてきて休みたくなるんです。

道の駅蛍街道西ノ市なる山口県の蛍の里にある道の駅に10COLOR‘S がイベントをやるというので、そしてその道の駅の一日駅長を堀合姉妹がやるというので、なんというかこう、本州の果てで末端地方アイドルの一日署長でも電車の駅の駅長でもなく道の駅の駅長就任という、文字にするだけでまるでエレクトリカルパレードのようなきらびやかなイベントが想像できるではないか。実際に蛍の里でもあるようだし。
7時48分の小倉発の電車に乗り門司なる駅で乗り換えて下関駅を経由しながら小月駅に40分ほどで到着。
そこからはバスで現地に向かうことになるのだが、東京もんである僕にとってあのスカスカの時刻表を見ると恐怖におののく。おれは果たしてちゃんとこの駅に戻ってこれるのか?・・・まあとはいえ3時間に1本とかそこまでの極端な場所ではなくて最低でも1時間に1本は走っているからそこまで過度の不安はしていなかったが、不安というのはバス停から道の駅までどれくらい歩くことになるか?ということくらいで。
バスに揺られて30分ほどで下関市豊田町に着いた。バスがほとんどの停留所に止まらない(乗客が誰も降りない)ので事前にネットで調べた時間よりも遥かに早い時間に到着。小月駅からは710円でした。
$アンチッチのブログ

バス停からは徒歩で道の駅に。これもまた拍子抜けするほど近くてこの時点ではほぼノーダメージで現地に着くことができた。
$アンチッチのブログ

道の駅のモール前にはすでにヲタが4~5人ほど並んでいた。
$アンチッチのブログ

山口県の道の駅のイベントの開始時間が朝10時。関東だったらほとんどのヲタが寝過ごすであろう、早朝と言っても過言ではない(私感覚)道の駅に続々とヲタが集まってきた。
その数20人前後!
いやいや。人口4200万人の関東地方のイベントで一桁ということもあるんだから、なんだかんだで10カラは古森結衣パワーもあるのだろうが、ど底辺ではないそれなりに根付いた地方アイドル、そうそれが10カラ。
しかも正確には、朝10時のイベントは10カラのイベントではなくて、10カラの堀合姉妹が先着100名に餅を配るという、無銭お渡し会だった。なぜこの日の無銭カレンダーに10カライベントがのっていなかったのか謎でしょうがない激おこ下関ふぐ丸。
朝10時にゆるキャラの「ほたるん」と一緒に堀合姉妹と山下美佳の3人が登場。
$アンチッチのブログ

役者は揃った。あとは餅をもらうのみ。そして餅をもらう。90個の餅は10分くらいであっさりとはけて道の駅の櫓前にある趣きのあるステージに移動して堀合姉妹の一日駅長就任式が執り行われる。
$アンチッチのブログ

これは映像を上げたのでそちらを見ていただければ。
堀合姉妹一日駅長就任式
のどかにもほどがあるありすぎる、「アイドル一日◯◯」ものでここまでゆるっと就任してしまうのは素晴らしい。
そしていまさらながら接触で聞けばよかったのだが、なぜ堀合姉妹だけが一日駅長だったのだろう?豊田町に住んでいるから町民枠として?10カラ全員とか古森結衣たんとかではなくてなぜ堀合姉妹だったのか?・・・姉妹だからか?二人のほうがいいとか?週刊文春さんもスキャンダルばっかじゃなくてジャーナリズムっていうなら「堀合姉妹謎の一日駅長就任」って追求記事あげてみろってんだ。
そんな3分強の就任式が終わりゆるキャラも交えた撮影会。
さらに客も一緒に撮っていいという、運営の人もなんか「今日はいいですよ、皆さん撮ってあげてください」と営利ムード0の空気。
餅無銭に続いて2ショット無銭とは嬉しい。舞台に上がって華奈ちゃんが「どんなポーズにする?」といきなり手を絡ませてきて「(あー、そうだおれは今西日本に来たんだな)」と地方アイドルの過剰接触を思い出す。最近は東京にも増えたが。恋人握りのまま2ショットを撮ってからのゆるキャラも交えた4ショットを撮影。画像を見るに僕が一番タレントっぽい笑顔なのは気のせいか???しかし堀合琳華ちゃんが後ろにちょっと隠れた感じになっているのが「だがそれがいい」というか、サンマのはらわた的な「苦味が良い」理論であるところの「釣ってこない、積極的でないほうが良い」というひねくれたアイドルヲタ、そうそれが私。
$アンチッチのブログ

$アンチッチのブログ

2ショット会も10分程度で終わり(人はそんなにいないので)今度は堀合姉妹によるソフトクリーム販売。さすがに無銭ではなくて定価300円。
$アンチッチのブログ

姉妹が作ったソフトクリームを受け取るだけという、これに関してはそれほど美味しくなかったが、まあこの手渡しイベがなかったら豊田町に金をまったく落とさないで終わるところだったから良しとしておく。
しかし、この蛍街道西ノ市は有名な道の駅なのか?ヲタよりも普通のお客さんの多いこと多いこと。普通にソフトクリームを食べたいから堀合姉妹から受け取るじいちゃんもいたくらい。
山口県なんて人口の5割がフグで残り5割が道重さゆみの親戚だという印象だった私はとにもかくにも人の多さに驚く。

次のライブイベントは別のおまつり会場なので町内を徒歩にて移動。10分程度で豊田町文化産業まつりの会場に。
おまつり恒例のトラック荷台ステージ。・・・なんだか最近ライブハウスよりもこのトラック荷台ステージのほうが多く見ているような気がするのは気のせいか?
そしてその会場に向かう途中も比較的人とすれ違った。
はっきりいおう、静岡の富士宮の何倍もこの電車からは隔離された豊田町のほうが人が多かった。この夏3回くらい富士宮に行ったが人とすれ違わないことこの上なかったのに。

さて、10カラのステージは11時半スタートでスタッフが「みんな、頼むから前にきて」と煽ってトラックの前に座り最前を形成するのが確か5人。あとはその後ろで立ち。
まあ基本的には20人くらい。自分は座りのちょい上手。真下から覗くような感じ。
青SHUN学園の「君がくれた想い」と「青春、逢いたくて!!」、持ち曲の「ODOD」の3曲。
白担当の福間さんがいないことに当日気づく。
$アンチッチのブログ

最前争いのない非常に牧歌的な空気に、東京で疲れた精神を癒していただく。ヒロポンもなにもいらない、天然の温泉があれば。・・・例えとしてあっているか知らんが。

さてさてステージ終わってから楽しみな物販タイム。
小池美由もじゃないが、やはり物販は好きなメンとのお話以外にも楽しみがある、その代表が個人的には10カラのういたんだったりする。
ヲタッフなんて言葉が2013年になってよく使われるようになったが、揶揄としてのみ使われているこのヲタッフを遥かに上回る良い働きをするスタッフのような存在、アイドル兼スタッフだからアイッフなのか?その動きが敏腕マネージャーのようだからマネドル?
「この◯◯がすごい」のアイドル版が出たなら、中の白黒1ページくらいでは特集したいのが10カラ古森結衣の物販仕切りだ。

まずはチェキ撮る人の列が形成される。10人以上は並んだか?
そして先頭3人くらいが撮り始める。山本って子がヲタのフード被せているポーズで撮っててそれもまた距離が近かったなー、なんて眺めているとスタッフが「野外で晴れていてチェキがうまく撮れない」と一時中断。からの中止。
急遽サイン会に変更になる。

その切り替えの動きもういたんのおかげですんなりとうまくいき、しかもういたんから「もうこれは今日は次のステージギリまでやりましょう」とスタッフに伝えてサイン会を始める。
ういたんとはGALETTeトークを中心に。「リツイート半端無かった」とか非常に嬉しそうだった。「橋本環奈に続け」とか言ったかも。
$アンチッチのブログ

そして物販中に黄色担当の堀合華奈に悲劇が。
黄色に反応して小虫が大量にTシャツにたかってくるという事態が発生。花の色と勘違いしてかは知らないが、一人だけTシャツにぼつぼつみたいな黒いのが集まっていて「ギャー」ってなっていて、僕は心のなかで「(あー、なんてのどかなんだ。今頃東京だったら現場を3~4回していたのだろうが、ここでは虫にたかられているアイドルをのんびり眺めていればいいなんて)」とほのぼのした心持ちになる。

物販途中に餅撒きが始まるということで一時中断。その際もういたんは列を見て「えーと、◯◯さんと◯◯さんと◯◯さんと、はい、覚えた」と次に物販再開した時に揉めないよう見事な仕切りを見せる。これが僕は好き。

餅撒きは、よくよく考えれば初めての経験。
市役所の人が「子供はこちらに子供ゾーン作るのでこっちに集まってね」とアナウンスしていて、子供には甘い対応するんだなーと思っていたが、餅撒きが始まって子供を隔離した理由がよくわかった。
「地獄」じっちゃんばっちゃんの本気を見るには戦争の話をふるか、餅撒きに参加させるか。それくらい餅へのがっつきが半端じゃなかった。己のアイドルのガッツキのなんと淡白なことだろう、と思わず反省するほど、必死だった。
さらには10カラメンバーが投げる餅が本気だから、当たると痛てー痛てー・・・。
2こしかとれなかったなか、まわりのじっちゃんばっちゃんのコンビニ袋いっぱいの餅を横目に「これが地獄草紙に出てくる妖怪かー」と妖怪の起源を見て取った気がした。柳田国男先生、これが郷土調査ですね!

その後は堀合華奈ちゃんの生写真買って初個別接触。
「えーとお名前ってなんですか?よくいますよね?」に対して「あ、アンチッチってハンドルネームなんだけど」で「あー!元アンチ人間だ!」という返し。
地方アイドルのためにツール、それがtwitterなのだ!距離を超えたtwitterの絡みですんなりと会話に溶けこむ。
「堀合姉妹推しです」「その言葉、信じますよ」とかなんとか。
物販の途中に福間杏実ちゃんが到着。その時堀合華奈ちゃんと物販中だったのだが杏実ちゃんに「わー」とか絡んで「受験終わって今来たんだよ」と教えてくれた。マジかすげー。
堀合琳華ちゃんに並んでいたら、前の前の人のTシャツサインがなぜかTシャツ手紙、というかサインではなくて長文を書いていたようですごい時間がかかっていた。昔えれぴょんが鏡か何かに物語を書いてファンにあげたエピソードを思い出す。

そんなわけで現フルメンでの2ステージ目は立ちで上手のほうに。
煽りも多めで、途中ゆるキャラもケチャに参加するなどけっこう盛り上がった。
『kissしてfor me!!』というまだ音源化されていない曲もやってくれたので。キス顔やる曲だという認識なのだがいまだにどこでキス顔をやっているのか把握できない。
2ステージ目が終わり再び道の駅のほうで3回目のステージへ。

途中スーパーがあったのでそっちのほうに向かって歩いていたらメンバー乗せた車が脇を通って行く。その際にういたんの「東京から来たアンチッチだよ」という車内の声が漏れ聞こえてきて、これから酒を買う身としては申し訳無いやら、でもやっぱりういたんおもしれー。

3ステージ目は椅子のあるステージ。最前に幼女が二人。
$アンチッチのブログ

この日一日の集大成ともいうべきかなり良かった。ステージも、なんか能でもやれそうなへんなステージだったけど広かったのでポジションチェンジ含めて色々楽しめた。
駅長だった堀合姉妹はこの後駅長業務を終え、そして16時からは再びの餅撒き。

朝餅配って、昼餅ばらまいて、夕方餅を投げる。
山口県は初めてだったので、今後山口県はフグと餅撒きという印象で生きていきますがよろしいでしょうか?

道の駅の餅撒きは最初一般人→10カラヲタ→子供という風に区別して配るという、そして10カラヲタ専用餅撒きだと当たりお餅を取れば10カラ生写真がもらえるというギャンブル要素まで加わってなかなかに盛り上がるかとおもいきや、やはりここでも10カラヲタよりもぜってー10カラ知らないじっちゃんばっちゃんが大活躍。
僕も2つ拾って、かろうじて1つが当たりだったので古森結衣生写真をもらうことができたが、とにかく餅争奪戦は想像以上に地獄だった。
あとういたんの本気投げで餅の飛距離が10メートル以上というのもなんともはや。
$アンチッチのブログ

子供餅撒きはほのぼのしていたのだが、ゆるキャラを怖がる子供がいて、大泣きしてお母さんのもとに帰ってしまうので、ういたんや堀合姉が配ろうとするも、人間なのに怖い怖い言って逃げているのが面白かったなー。
$アンチッチのブログ

まあういたんにはどこか怖さがあるのはちょっとだけうなずけるが。

ということで朝10時から始まったイベントも16時20分くらいで終了。
東京にいたのなら4現場くらい回せたかもしれない時間を使って、一日中10カラとまったりイベントを楽しむのも、田舎というと失礼なのか知らんが、田舎でのアイドル接触イベントとして最高だった。
なまじ10カラも人気あるから、天神や小倉の時はもっと物販並んでいる人多いからなー。
全ステージ余裕で最前で見ることができて撮影も自由という。時間に見合った充実した地方アイドルを堪能できた。

それにしてもういたんはスタッフ能力も併せ持っているから、なんというかGALETTeでどれくらい活躍&わちゃわちゃするのか。
橋本環奈株ストップ高を記録した福岡アイドル界、個人的にはこのういたんを有したGALETTeではあるのだがはたして。

地方アイドルは地方で、というのはどれだけアイドルが流行っても変わらぬ理でありますなー。