僕は、おともだちとも時々、話をします。

ある時、おともだちにたずねてみました。

「感謝、のお話がある?」

「感謝?ありがとうって言われたかってこと?」

そう聞くと、その子はお母さんに感謝された話を
教えてくれました。



ある寒い日、
雪が降り止まなくて、ほんとにどんどん積もって、
朝も昼も夜も、
大人はみんな雪かきをしていたの。
私も学校から帰って、
お母さんはすぐにぬれた上着をストーブの前に乾かしてくれて、
『また少し雪かきをしてくるから、あなたはちゃんと暖まっててね』
と言って出て行った。
私は初めのうちは冷たくなった手を温めたり、
テレビを見ていたけど、
お母さんがまだ帰らなくて、
カーテンの向こうに、がんばっているお母さんの姿が見えて、
なんかできないかな?って思ったの。
“一緒に雪かきしようか?!”
でも私はすぐ風邪をひいてしまうし、
じゃまになってしまうのもいやだし、
それでひらめいたの。
“そうだ、ママが戻ったらすぐに温かい紅茶を出してあげよう!”
一旦お湯を温めたけど、なかなか帰ってこなくて、
何度もカーテンから様子を見て、
またお湯を温め直して、
うまくできるかな、って
ドキドキ、ワクワクしながら
そうして用意して、温かいアップルティーを出した。
ママはすごく喜んで、少し泣いてたわ。
そして『ありがとう』って。



ぼくはとても暖かくなりました。

☕️