「本種子島庖丁」 | 坐韻通信

「本種子島庖丁」

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 「なかなかよく切れるハサミ」と10数年前、大橋歩さんが雑誌で紹介されていたので、まずはハサミを3種購入しました。
種子島の鉄砲づくりの末裔たちが作り続けている刃物、というのも魅力でした。
 ハサミは確かによく切れます。 布を切ろうが、紙を切ろうが、時折ビニールヒモなどに使っても切れ味は全くおとろえません。
 それを機会に庖丁も3本オーダーしました。 これまたなかなかの切れ味。 しかし碌に庖丁を扱えない荊妻は、例の如く使いっ放し。 そのため刃は折るし、握りはボロボロ。
 それで思い立って製作所の池浪製作所に送って刃研ぎと握りの付け替えをしてもらいました。
 その結果が次のような写真。
 さすがプロの研ぎ。 私のとは大違い。
 ちなみにペティーナイフも写真にのせました。
 まだらになった私の研ぎのお粗末ですが、これでも見事な切れ味です。
 そして嬉しかったのが、刃研ぎと握りの付替えをわずか数百円でして下さったこと。
 ここいらでもそんなことしてくれるところはないので、その仕事への誠実さに深く感謝いたしました。

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                アンティークギャラリー坐韻 店主
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