ちょっとこの件に関しては
まず愚痴から入っても罰は当たらないと確信が持てる内容なので
思いっきり愚痴りますよ〜
文章が長くなるので前編後編に分けますが、ほぼ同時に投稿します。
こちら前編は文章だけですが、どうぞ私の怒りに共感いただければと思います
実はE&A夫妻の結婚パーティーの前週に、A君が上司夫妻を自宅に招いて食事会をしました。
上司と言っても日本とは文化が違うので、もちろんduzenです。
ちょっと脱線、ドイツ語豆知識
duzenというのは「du(きみ)を使って会話する」という意味の動詞で、
簡単にいうとファーストネームで呼び合う、丁寧語ではなく気軽に話すということです。
対してsiezenは「Sie(敬称二人称あなた)を使って会話する」つまり敬語で話すイメージです。
東洋のように目上の方には常に敬語でと言う文化ではないので、一度duzenしようと言い合う(または自然となる)と相手が80歳でも90歳でも、例え夫の両親だろうとも遠慮なくduで話します。
目上の方はこちらをduと呼ぶのにこちらはSieで返すことはありえません。
逆にそれは相手に対して一線引く行為で失礼になります。
話は戻って、
その上司とはここ数ヶ月で急に関係が近づいたそうで、本当なら結婚パーティーに来てもらいたいけれど、会社関係は一人に声をかけると全員に声をかけねばならず、誰も招待しないと決めて居たそう。
だからパーティーの前に個人的に自宅に招いて親愛の情を示したいのだとか。
私は他人事のように
「だからといって、何も結婚パーティーをする前の週に呼ばなくてもよくない?パーティーが済んでからで良くない?
夫が呼んでも対応するのは妻なのに、Eちゃんがかわいそう」
と思っていました。
ところが
ところがですよ!
私に何の相談もなく、質問もお願いもなく、夫婦二人で話してるじゃないですか。
「今うちには◯◯(私)がいるから、◯◯が日本食を作ったら良いと思うの。きっと凄い歓待になるんじゃない?ヘルシーで綺麗な日本食はレストランだと高いし、本物の日本食なんてそうそうお目にかかれないから」
「いいね👍そうしよう」
これ👆本当に私不在(横には座っていたけれど会話に加わっていない状態)で進められた会話ですよ!
は?じゃないですか?
結構私のこと舐めてるよね?
親友って言ってもあまりにも礼儀を欠いてるよね?
私は言われた通りに動く執事じゃないから!
従業員でもないから!
自分たちで勝手に決めた食事会の尻拭いを私にさせようなんて随分じゃない?
まずは「日本食をお客様に食べていただきたいから、私達のために腕を振ってくれる?」って聞くのが筋でしょう?
もう本当に腹が立って腹が立って。
Eちゃんとはもう12年以上になるので決して短い付き合いではないけれど、こんなに無神経で利己的な人じゃなかったのに、、、
正直、この件に関しては本当に彼女には失望したのですが、ただ私も子供ではないので、へそを曲げて「作ってあげないよ」と言うはずもなく、
「これも1つの結婚祝いだと思おう」と、そして作るからには日本食の恥ならないように、ムスリムにも日本食はこんなに美味しいんだと思って貰えるようにしようと気持ちを切り替えました。
、、、、私って自分で言うのも変ですが、導火線は長い方なんです。本来は。
変な言い方ですが、自分には利益や旨味がなくても相手がそんなに喜んでくれるなら自分も嬉しいかもと考えます。本来は。
でもね、今回はEちゃんがかなり飛ばしてくれて居まして。
私も、彼女の言動のわけは何となく理解しているつもりです。
Eちゃんは在独15年。
最初の結婚も夫の地元がこの地方で、夫側の家族と頻繁に行き来があり、
友人の多くは夫を通した関係だったり、自分で(職場で)築いた関係は知り合い止まり。
苦労と長い時間をかけて今の夫Aくんと結婚しても状況はほぼ同じ。
今は自分で作った良き友人が数人いるけれど、みんなそれぞれに生活があるから尽くしあったりと言うわけではない。
つまりEちゃんには「私サイドの人間」と呼べる「ちょっとぐらい乱暴に扱ってもいなくならない人間」がドイツには居ないのです。
それが今回、最初の結婚からの事を全て知って居て、ストレートな物言いが出来る私が約3ヶ月隣にいるのです。
彼女は私になら何を言っても良い、どんな態度で接しても良い、だって正真正銘「私サイドの人間だもの」と思っているのだと思います。
そして「それにあなたそれしないと家に置いてあげているのだから」
という態度もたまに見せます。彼女の中では冗談のつもりです。
ただ、こんな事わざわざいう事もないと思いますが、
私、お金払って住んでますんで!
事前に夫とA君が話し、一ヶ月分の水道、光熱費を計算してもらい
滞在日数分を先に振り込んであります。
正直3倍4倍払っても短期契約アパートにした方が色々な可能性が生まれたなと
思わないわけではありませんが、
それでもEちゃんの味方として結婚パーティーまでは絶対にそばに居たかったのです。
そんなこんなモヤモヤを抱えながら大切なゲストの為に腕を振るいました💪
(後編へ続く)