プエルト・デ・ラ・クルスに行った帰りに通ったオロタバという街。
夫妻は何度も車で通っているし、いつもたくさんの観光客がいるからと
特段興味もなさそうに通り過ぎようとしたので
「少し街を歩きたい。写真を撮りたい。」とお願いしました。
ついでに入ったカフェが想定通りイマイチだったので、
ブログに書くようなことはなく、とにかく美しい街並みだけシェアしたいと思いました。
それにしても、さすが欧州在住。
歴史的街並みを見慣れているせいか、街が美しいというだけでは
駐車してまで歩く気は起こらないようです。
こんなに素敵な街はゆっくりのんびり歩いて見たかったな
そうそう。
ひとつ素敵な思い出が
実はその日、街の中のギャラリーでエジプト出身で現在オロタバ在住という
画家のモハメド・オスマンさんの展覧会があり、タイミング良く画家ご自身が在廊されていました。
そこでオリジナルの油絵をコンピュータに読み込み制作されたリトグラフが展示販売されていました。
それがどれも素敵だったので、私が失礼ながら「あなたのお気に入りはありますか?」と尋ねると(英語)
「作品は全て私の子供なので、どの子が一番とは言えませんが、テネリフェの思い出に購入されるならあの子はどうですか?」と
木製バルコニー(カナリアのクラシックな建築様式)が描かれた絵を勧めてくれました。
そして裏にサインをしていただきました。
帰国したら(まだ先だけど)以前ドイツで購入したアンティークの額に入れようと思います。