先日こちらでも書いたのですが

昨年末「2022年はサワードウブレッドにチャレンジして納得出来るものを焼けるようになる」と言うささやかな目標を立てました。


そもそもはこの記事を読んで、心の片隅にあったサワードウブレッドへの興味が、心の真ん中で大きくなったのですが

この記事を発端に、海外のサワードウブレッドに関する記事を探したり、海外のホームベイカーやプロベイカーのインスタを一日中見たりしていました。

と言うのも日本語で書かれたサワードウ関連の記事や投稿がとても少ないのです。(そのかわりとても丁寧で美しい記事です)

おそらく、多くの日本人にとって酸味のあるパンは日々求められる存在では無いのでしょうね。(酸っぱいのではなく旨味に通じる酸味なのですが)


欧米ではロックダウン中に食料品の買い出しすら満足に出来ず、時間だけは売るほどある状態からサワードウブレッドを焼くことがブームになったそうです。

日本でも緊急事態宣言下にインスタントドライイーストやベーキングパウダーが商品棚から消えるほどホームベイカーが増えたのに、サワードウブレッドの話題はほとんど聞きませんでしたよね?

日本ほど欧米の最新ムーブメントに敏感な国はないのに、それがとっても不思議だったのですよね。

注)海外の記事を読む際は翻訳アプリも使っていますよひらめき電球私、シワの少ないツルッツルの脳みその持ち主なので汗うさぎ

ですのでハードルは決して高くありません!


そして現在、

我が家の冷蔵庫には酵母液や酵母液から起こした元種(スターター)が住んでいます。

・2年近く継いでいるライ麦全粒粉と水で起こしたザウアータイク

・長期保存できるように水分を減らしそぼろ状にしたザウアータイク

・小麦粉と水で起こした白いサワードウ。

・ライ麦粉や小麦全粒粉も気分次第で混ぜている少し茶色っぽいサワードウ

・りんご酵母液

・レーズン酵母液

・レーズン酵母液から起こしたレーズン酵母種


上の写真に写っていないものも合わせると結構な大所帯です。

サワードウブレッドに向き合ううちに、フルーツ酵母も作業はほぼ一緒なのだから並行して習得しようと酵母起こしを開始しました。

ただ、りんご酵母液はとても発酵力が弱く、これ単体ではパンを焼けるまでには至りませんでした。

かといって失敗でもないので捨てるのは忍びなく、レーズン酵母液を作る際の水分の一部として使用したら、その効果かとても強いレーズン酵母液とレーズン酵母種ができました。

発泡し始めた頃は爆発的なパワーは感じられなかったのに



酵母液作りで最も大事だと言うオリが瓶の底にしっかり溜まりました。これが成功の証なのだそうです。



おかげで元種も短時間で順調に起こせました。


お陰で一番作りたかった食パンも安定して焼けています。

よく天然酵母(自家製酵母)はハード系パン向きで副材料(小麦粉、塩、水以外の材料)が入ったパンではドッシリ重くなると聞きますが、その限りにあらず!です。

こちら👇市販のイースト不使用、長時間発酵で作った食パンですが二次発酵でも生地はしっかり上がって来ますし


気泡は自家製酵母パンらしく粗めですが、ふんわりした焼き上がりです。

※爪が深いところから折れてしまい、お目汚しになるのでモザイク処理しました


作る度に「なるほど」「よしっ!」という感覚と、それ以上の「なんでだろ」「これでよかったのか」「こっちの方法だったらどうだったのだろう」という疑問が湧いてきます。

レシピも少しずつ変えてみたり、試行錯誤しながら酵母のご機嫌を伺う日々を過ごしています。

レーズン酵母食パン実家行き。

窓辺でお迎え待ちしています。



酵母起こしにはオーガニックのものがいいというお話も聞きます。


私はオイルコーティングされていなければ良いと思いこちらを使用していますが全く問題ありません。レーズンパンに使っても美味しいです。


2斤食パンがおうちで焼ける満足感は格別です。



2個目の2斤型を買おうか1斤を買おうか思案中です。