4年半前、駐在地に住み始めてすぐの頃から共に過ごしてきたお気に入りの照明器具を
帰国するときに持ち帰りました。

日本とヨーロッパでは電圧も違いますし、照明器具の配線も違うので当然そのまま使うことは出来ないのですが手放すことは考えられなかったのです。(ヨーロッパは日本のようにシーリング式ではないので・・・)

帰国して少し生活が落ち着いたころから、海外のシャンデリアなどを扱うショップや電気工事店などに
何件もメールや電話をして、持ち帰ったものを日本でも使える仕様に加工して頂けないか問い合わせましたが良いお返事を頂くことはありませんでした。

諦めかけた頃、アンティーク(家具や雑貨)が好きな私の為に夫が信頼のできるアンティークショップを
探していてくれたのですが(我が家の家具の多くがアンティークなので今後のメンテナンスや新たな出会いのために)
その過程で素敵なショップとの出会いに恵まれ、そちらで照明器具の加工を引き受けて頂くことが出来ました。

ヨーロッパでは駐在地だけではなく旅の先々でアンティークショップやマーケットを見て歩いていたので
帰国してから誰もが気軽にアンティークに親しめる環境も文化もない日本で寂しい思いをしていました。
日本ではアンティーク=高級品 アンティーク=非日常 と位置づけされることが多いですからね・・・

「たまに」でいいのでこんな空間に身を置けたら幸せですドキドキ

そしてついに先日我が家にあの優しい灯りが戻ってきましたドキドキ
まさか本当に日本で再びあの灯りに包まれようとは・・・夢のようです
これからも大切に大切に使っていきたいと思います。